2018.1.20

ARAKAWA DESIGN CREATIVE JAM

ARCHIVE #08

2018年1月20日のADCJ第8回のゲストは、 ゲームクリエイター・デザイナーの竹安佐和記さん。さらに、神話構想に精通している株式会社マーケットネットワークの黒崎尚美さんにお越しいただきました。

MC  午後7時をまわりました。毎月第三土曜日の午後7時台は、荒川デザイン・クリエイティブジャム。提供はツインズでお送りしておりまーす。ということで、荒川さん!はじまりました!

荒川  はい、今年もよろしくお願いします。荒川デザイン代表の荒川サトシです。この番組の提供は株式会社ツインズでお送りしています。今夜のゲストは、ゲームクリエイター・デザイナーの竹安佐和記さんと、神話構想に精通している株式会社マーケットネットワークの黒崎尚美さんをお呼びしました。

MC  はい、よろしくお願いしまーす。
荒川黒崎  よろしくお願いしまーす。

荒川  あと、アシスタントの…
小平  小平です。よろしくお願いしまーす。
MC  よろしくお願いします。

荒川  えっと、竹安さんなんですが、今、絶賛向かってらっしゃるということで…(笑)もうタクシーに乗ってらっしゃるか、という感じで…

MC  そうですか。
荒川  もうすぐ来るとは思うんですが…まずは、黒崎さんがいらっしゃってるので、自己紹介をさとちゃん(小平)にお願いします。

MC  荒川さん、その前に、私ちょっと自己紹介をさせていただいてもよろしいですか?
荒川  あー、そうですよね!ごめんなさい。そうですよね。
MC  なんかいつもと声が違うなーみたいな…

荒川  あー!そうですよね!ど、どうしたんですか?!なんか不祥事でも??ないですか?(笑)
MC  ど、どうしたんですか?(笑)
荒川小平黒崎 (笑)
MC  今日はいきなり平均年齢を上げる…(笑)。えー、この第四クールはパーソナリティーの中村たけしがナビゲートさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

荒川  よろしくお願いいたしますー。今までは女性の五十嵐さんがやられてましたけど、タイムスケジュールが変わったって事ですかね?
MC  そうなんです、別に不祥事はなかったですよ(笑)。ちょっと時間がかわってきたということで…。
荒川  なるほど。土曜日ですからねー。(笑)
MC  そうですねー。よろしくお願いいたしますー。
荒川  よろしくお願いいたしますー。じゃあ、黒崎さんのご紹介を…

小平  はい、それでは黒崎さんのご紹介させていただきます。株式会社マーケットネットワークの黒崎尚美さん。株式会社マーケットネットワークデザイナーの…あ、すみません。復唱になってしまいました。申し訳ないです。もう一回…(笑)

MC  大丈夫ですよー。強調するところは繰り返したほうがいいですよ~。(笑)
小平  すみません。(笑)株式会社マーケットネットワークのデザイナー黒崎尚美さん。シンビデザインスクール在籍時に荒川と出会い、卒業後デザイナーとしてデビュー。『エルシャダイ』発売前からの神話構想ファンで、竹安さんとギャラリーエルシャダイで出会って知り合い、神話構想の考察等に協力されています。

MC  はい、ありがとうございましたー。
黒崎  よろしくお願いします。
荒川  ちょっとグダグダで申し訳ないです…
小平  ほんと、申し訳ないです…
MC  でも、これを楽しみにしてらっしゃる方がいると聞いたんですけどねー。
荒川  ほんとですか?!
小平  ほんと私のグダグダを…(苦笑)

荒川  まぁ、楽しみに聴いてらっしゃる方いらっしゃると思うんですけど、メッセージを欲しいんですよ〜。聞いてますよーっとかでもいいんですけど。あのー、アプリからメッセージ送れるんですよね。ラジオネームとメッセージを入れて送れるのと、あとメールも送れるんですよね?これ。いつもアナウンスしないで忘れちゃうので…

MC  それでは(アナウンスを)やっときましょうかね。
荒川  そうですね、773@miyaradi.comでメールが送れますので、ぜひメッセージがほしいんですよー。今年はちょっとメッセージ欲しいというのを目標に…!メッセージいただけるとですね、なんと、特製のステッカーを…

MC  えー!そうなんですか?(笑)
一同 (笑)

荒川  無理やり送りつける(笑)ということを毎回しているので、ぜひ聴いている方はですね、あのー、ハートマークとかでもいいので、メッセージをくれれば〜。
MC  そうですねー!聴いてるよーって言うのがね。
荒川  テレビだと視聴率とか出るんで分かるんですけど、聴取率って中々難しかったりするじゃないですか、ラジオの場合。
MC  そうなんですよー。
荒川  ぜひ、聴いている方はメッセージをお願いします!
MC  よろしくお願いしまーす!
小平  お願いします!

荒川  黒崎さんなんですが、シンビデザインスクール時代に出会ってですね、ちゃんとデザイナーになられたんですよー!すばらしい〜!(拍手)
MC・小平 (拍手)
MC  へぇーすごいー!
黒崎  ありがとうございますー。
荒川  すばらしいんですよー。で、デザイナーになったきっかけというか、なりたいきっかけというのはやっぱり聞かないといけないと思っていて、まずその辺を聞かせていただければ…

黒崎  はい。大変ド緊張なんですけど…(笑)まず、私前職は美術の先生をやっておりまして、教員だったんです。
小平  ステキ〜。
黒崎  元々、本当は自分でモノつくるのが好きで、美術の教員になって子供達にモノをつくる楽しさを伝えるっていう仕事をしてたんですけれども、やっぱりつくっていくのが楽しくて我慢できなくなっちゃったんですね。(笑)という訳で自分でもつくって尚且つ、人も楽しませられるデザインの道に…ということでデザイナーを志した、という次第です。

小平  すごいー。
黒崎  シンビ時代は荒川先生に大変お世話になりましたー。
荒川  ホントですかー?(笑)ありがとうございますー。
一同 (笑)

MC  師弟関係なんですか?
荒川  んー、まぁ講師で何回か(授業を)やってたという感じで。
MC  じゃあ、もう代表(荒川)からするとひとしおですよねー?
荒川  ほんと嬉しんですよー。皆さん(デザイナーに)なりたい、なりたいって(スクールに)来られるんですけど、何だかんだで、全員(デザイナーになる)ってことは難しいんで…。そんな中でもデザイナーでちゃんと就職できたっていうことは嬉しいので…で、また卒業後にこういうふうに触れ合えるのはホントに嬉しくてですね、卒業する前にも話はしてたんですけど、(ラジオに)呼びますからって話はしてたんですよ。来てくださいねって話はしてて、今日こうして(また会えて)嬉しいです。
黒崎  はい、ありがとうございます。

荒川  で、竹安さんの事は、僕もともとゲームで知ってたんです。『エルシャダイ』っていうゲームとか、『大神』っていうゲームがあったりするんですけど。これのデザインとかプロデュースされてるっていうので知ってはいたんですけど、黒崎さんが(竹安さんと)交流があるっていうのを(シンビ)在学中に知って…  これは(竹安さんをラジオに)呼ばないといけない!」っていうの(を思い立ったの)で連絡取ってもらって、(竹安さんが)快諾してもらって今日に至るということで。非常に楽しみにしてたんです。(竹安さんが)もうすぐ着くかなってとこだと思うんですけど…。

MC  あーそうですか。今どの辺ですかねー。もしかしたら、あ、タクシーで(竹安さんは)見えるんですか?
黒崎  そう、タクシーでいらっしゃるということで…
MC  じゃあタクシーを降りて、このオリオン通りを走ってくるのが見えると想います。
荒川  そうですね!生放送ならではの感じで…はい、楽しんでいただければ。(笑)
一同 (笑)
MC  アプリを(竹安さんが)つけてくれるとリアルタイムで(ラジオの状況が)わかりますね。(笑)

荒川  で、竹安さんから細かい話は色々聞こうとは思ってるんですけど、一番竹安さんがやってるプロジェクトの中で根っこになるのが、神話構想っていうプロジェクトがあってですね…
MC  神話構想…?
荒川  はい。で、それの考察とかを黒崎さんがやられてて…
黒崎  はい。
荒川  その考察を見た竹安さんが(黒崎さんに)仕事をお願いするっていう流れになったので、その神話構想の大枠というか、話すと一日で終わらないというのは承知してるんですけども…(笑)
黒崎   長いです。(笑)
荒川  まぁ竹安さんがまだなので、(神話構想について)こういうくだりですよっていうのを(黒崎さんに)話していただけると…

黒崎  ですね。ほんとに話し出すと一日が経過してしまうという…(笑)あまりにも壮大な物語なんですけども…全部『エルシャダイ』から始まった話になってまして、2011年4月28日に発売されたゲームなんですけれども…

MC  へぇー。
黒崎  まずこのゲームで登場していたルシフェルというキャラクターと、イーノックというキャラクター二人からこの物語が始まるんですね。で、そのルシフェルとイーノックから始まった物語が更に深く広く広がっていき、『エルシャダイ』だけで777年かかるっていう長きに渡る物語なんです。(笑)
MC  777年?!
黒崎  そうなんですー。777年の長きに渡る物語なんです。

MC  あ!(竹安さんが)見えられたんですかね?
黒崎  あ!見えられましたね!
荒川  あ!今、竹安さんがいらっしゃいました。

MC  竹安さんって男性なんですね?
荒川  そうです。
MC  僕、女性だとばっかり思ってました。(笑)失礼しました。
一同(笑)
MC  失礼しました。ちょっと今(竹安さんを)お迎えに行ってきますね。
荒川  はい。

荒川  あ…番組中にこんな感じでいいんですか…?

MC  たぶん、この番組史上は(ゲストが遅れてくるのは)初だと想います。(苦笑)
黒崎  あ!?ほんとですか?(苦笑)

荒川  あ!竹安さんいらっしゃいましたー!(拍手)どうもー!こんばんはー!はじめましてー!
一同 (拍手)

竹安  遅くなって申しわけないです。
荒川  とんでもないです。今、(場を)盛り上げときました。温めときました。(笑)どうぞどうぞ。

荒川  はじめましてー。(竹安さんとは)はじめましてなんですよー。
竹安  はじめましてー。もう、ほんっとに申し訳なくて…。
荒川  メールとかでしかやり取りでしかしてなくて、オファーを勝手に(メールで)して、今日来ていただいて…。ほんとにもう、ありがとうございますー。
竹安  ありがとうございます!いえ、こちらこそありがとうございますー!
MC  東京からお見えになったんですか?
荒川  そうなんですよー。
竹安  そうですねー。今日初めてこっちのほう来たので、思ったより遠いなーと思って(汗)。電車がないんですよー!
荒川  そうなんですよ。あんまりその辺を詳しく言うと(遠くて)来てもらえない場合があるので(笑)、(ラジオの場所を)ふわっとして、宇都宮のココですとしか言ってなかったんです。(笑)ハハハ。
MC  あ、そうなんですか〜?(笑)
竹安  時刻表見たら、次(の電車)これしかないの?!ってなって…(苦笑)ちょっとご迷惑をおかけしました。すみませんでした。
荒川  いえいえ、とんでもないです。ありがとうございます。

荒川  では、改めて紹介をさとちゃん(小平)にお願いしようと…

小平  はい、改めて竹安さんのご紹介させていただきます。
MC  はい。

小平  株式会社クリム 代表取締役の竹安佐和記さん。株式会社カプコンにてデビルメイシティ…違う…(言い間違い)(笑)
荒川  毎回間違えるんですよー。
一同 (苦笑)
MC  毎回…。ネタですよねー?(笑)悪気はない…?
荒川  ちゃんと読めない芸なんですよ〜。もう、ほんっとすみません。毎回なんか間違えるんですよー。(苦笑)
一同 (笑)
小平  悪気はないんですよー(汗)。…『Devil May Cry』のモンスターデザイン、『鉄騎』のモデル製作やパブイラスト、昨年12月にリマスター版がリリースされた『大神』の妖怪デザイン・イベントイラストを担当。ディレクター兼キャラクターデザイナーとして、あの『エルシャダイ』を手掛ける。代表作は『Devil May Cry』、『鉄騎』、『大神』、『エルシャダイ』、『ザ・ロストチャイルド』、ゲームの他に著書も多数手がけています。

MC  はい。
竹安  ありがとうございます。
一同 (笑)
荒川  すみませんー、何かグダグダな感じで。
竹安  いえいえ、安心しましたー。
荒川  ほんと、(小平は)こういうアイスブレイキングする芸なんで…。

荒川  さっき、黒崎さんに神話構想の触りの部分を説明していただいたんですけど
竹安  あー、はいはい。

荒川  まず聞きたかったのが、元々デザイナーというかクリエイターになりたかった、なられたきっかけというのをまず最初に聞きたいなーと思ったんですけど。

竹安  あー!なるほど。元々僕、大学で、大阪芸大ってとこ出てたんですけど、そこでテキスタイルっていうアパレル系とかを専攻していて…
荒川  テキスタイルやられてたんですね!?

竹安  そうなんです。で、たぶんその頃からちょっと他のデザイナーとは感覚が違うかったところがあって、普通のデザイナーって自分を表現したりとか、もっとこういう絵を描きたいとかあったと思うんですけど、僕の場合、最初に業界の市場調査から自分でやりはじめて、そもそもアパレル業界というのが今日本にニーズがあるのかどうかとかって思ったりして…
荒川  おぉー。(笑)
竹安  で、要は自分が戦える土壌として(アパレル業界が)あるのか、これから勉強する価値があるのかなーって思いながらファッション誌みながらやってて…

荒川  あー、はいはい。

竹安  だから、みんな普通におしゃれとかしてたりしたんですけど、業界誌の繊研新聞っていうのがあるんですけど、僕そういうのをよく見てて、それで、この業界ちょっと未来やばいなーって思って…(笑)
一同 (笑)

竹安  だからアパレル系に行くのちょっと辞めたほうがいいなーと思って…
荒川  なるほど。

竹安  それで、かといってこれからどうしょうかというのが決まっていたわけではないので、そしたら、若い頃からアニメが好きだったんで大阪芸大って結構映像学科とかもあって色んな事が勉強できるんですよ。で、知り合いがちょうどアニメ作ってるから手伝ってってなって卒業制作を手伝った流れで、友達から、『お前、こういうの(アニメ制作)好きだったらこんなのもどう?』ってプレイステーションのゲームで遊んでみろって言われて、プレイステーションで遊んで、色々バイオハザードとかファイナルファンタジーとか代表的なゲームで遊んで、『これすげーなー!未来感じるなー!』って思ったんです。それで、何か、そのままそっちの道に行けばいいんですけど、当時FRIDAYがですね、週刊誌の。毎年、新入社員の初任給ランキングっていうのをやってたんですよ。

荒川  企業のですよね?
竹安  そうそう、それの1位、2位がゲーム会社なんですよ。こりゃ(ゲーム業界が)伸びるぞ!って思いまして。(笑)
荒川  ちょうどイケイケな時だったかもしれないですねー。(笑)
竹安  そうですねー。ちょうど僕が業界に入って1年くらいで、トレンディドラマでゲームのトレンディドラマが始まったりとか、お笑い番組とかにもゲーム業界の人たちが一杯出てたりした訳じゃないですか。
荒川  あー、なるほど。
竹安  これはいいなーと思って…。それで、ヨコシマな理由で(ゲーム業界に入った)。

荒川  そうなんですね、すばらしいですね。(笑)ずっと(ゲーム業界に入った理由が)気になってたんですよー。

竹安  たぶんね、今でもね、色々とお仕事してるとやっぱり言われるんですよね。あんまり絵描きっぽくないですねって。
荒川  あー。
竹安  自分では全然絵描きのつもりはなくて、情報伝達の手段として絵が一番便利だからっていうだけで…
荒川  あー。なるほど。

竹安  業界目指した経緯はそんな感じで…。あとは、夢のない経緯で…。申し訳ないです。(笑)

荒川  いやいやー。でも、それでカプコンに入社されたんですよね?
竹安  それは有り難いことに、普通新入社員で入るのって大変なんですよ。で、僕もカプコン入りたいなーって、バイオハザードやってて思ってて、その後、新入社員の募集があったんです、しかも大学選抜みたいなので、大阪芸大優先的に見るよ、みたいなのが。
荒川  へぇー。いいっすねー。

竹安  そうそう、まぁ要は、一次説明会で何百人も集められてその中で作品テストがあって、それに合格した人が大体10人いるかどうかなんですけど、それが初めて自分の作品見てもらえる面接に行けるんですよ。で、大阪芸大の時って、それをとばせれたんですよ。
荒川  わぉ!

竹安  で、(面接に)行けるってなってたんですけど、僕、当時お金なくて、臨床試験のバイトとかって分かります?薬飲んだりするやつ。
荒川  あー!わかります、わかります。
竹安  それで僕、1ヶ月くらい病院に入院してて…(笑)
荒川  (笑)
竹安  で、退院したらその(面接の)募集が終わってたんですよ。(笑)
MC  あー。

荒川  で、(それから)どうしたんですか?
竹安  それで、一般公募ないのかなーってHP見たらまだ募集してるってなってて、それで一番最下位のところから受けたんです。
MC  うーん。
荒川  わぁ!シード権あるのにも関わらず…(笑)
竹安  それ(シード権)使えず、最下位からスタートして…、でも有り難いことに結果、その年、大阪芸大から受かったの僕だけだったんですよ。

荒川  あ、すごいっすねー!
竹安  そうなんですよー、なんでかわかんないんだけど、入れていただいて…
荒川  なるほど。

竹安  だから、すごい運が良かったんだと思います。

荒川  入ってすぐキャラデザとかもやられてたんですか?

竹安  いやー、そんなことないです。僕、入った時に言われたのが『君は絵で採ったんじゃない』って言われたんでー。
荒川  え?じゃあ何で?(笑)

竹安  何か面白いこと事してくれそうだろうと思ったって…
荒川  あ、そうなんですかー。
竹安  で、そこからチーム選抜されていくんですよ、色んなチームに。それで、後々聞いたら僕をそこから誰も採ってくれなくて…、で結局、当時バイオハザードのチームがすごくイケイケだったんですけど、若いチームだったので、そこのアートディレクターの方が『オレが面倒みるよー』って言ってくれて、そこからずっと3Dモデラーを8年間くらいやってたんで絵は描いてないんですよ。
荒川  あ、そうなんですね!
竹安  そう。だから元々は3Dモデリングの仕事をやってたんですよ。

荒川  じゃあ、プライベートで絵は描かれてたとかではないんですか?
竹安  んー、描いてましたけどほんとに好きな絵しか描いてないんで、漫画とかゲームの絵とかは全然描いてなかったんですよ。どっちかっていうと美術的な絵のほうが多かったんで。
荒川  じゃあ、それが今の表現にも繋がってる感じなんですか?
竹安  まぁそうなのかなーと思いますね。

荒川  で、神話構想ってあるじゃないですか?それを思いついたというか、始めようと思ったきっかけは?
竹安  あ、それはもう、(カプコンで仕事をしていた頃から)時日はだいぶ流れて…。ほんとにフリーランスになって、仕事を受託で受けていく中でイギリスのあるゲーム会社が海外から僕に会いたいってオファーを受けて、それで開発したタイトルっていうのが『エルシャダイ』ってゲームになったんですけど、その開発してる途中で、リーマンショックが起こって、親会社がインドの会社だったんですけど、そこの株価が急激に下落したんです。そうすると、人員整理が始まるんで、その過程で僕達のスタジオも閉じることになっちゃって…。でもそのー、ゲーム業界って作るのに当時は2年で、下手したら5年くらい時間がかかるんですね。でも、世の中に(ゲームが)出なかったら何もしてなかったことになるっていうすごい博打の業界だったんです。
荒川  うんうん。

竹安  だから、僕が重要視したのは、たとえ未完成であろうと何であろうと、世に出さないとゼロになるって思って。それでなんとかカタチだけでもまとめて発売だけはして欲しいって言って(世の中に)出したので、やっぱり中途半端なところもあったんです。
荒川  あー。何かそれを聞いて合点がいくというか…バックボーンを聞くと。
竹安  そうですか?
荒川  いやー、もっとやりたいんだろうなーって思って…。発売後も色々見る人もいるんで、そういうのはほんわか思ってたんですけど、そこまでは伝わらないじゃないですか。ユーザーには。(『エルシャダイ』を作るにあたって)こういうバックボーンがあって、スタジオが(なくなって)とか伝わらないし…

竹安  で、伝えるために、『エルシャダイ』っていうのはイグニスエンターテイメントっていう親会社の所有物なんで僕のものではないんですけど、神話構想っていう定義でオムニバス作品として、『もとのエルシャダイはこういう話もあったんだよー』っていう小説をいっぱい書くようになったのがきっかけなんです。それはやっぱりユーザーからのオファーがあって、出版社も『ユーザーがこう言ってるんで書いて下さい』って言ってきて。当時はいい時期だったんで。で、それでやりだしたのが(神話構想の)きっかけですね。
荒川  そうなんですねー。

荒川  あ、曲いきましょうか?
MC  いきましょう。それじゃあ、この番組の一曲目をかけたいと思います。ゼロゲージで『ロストワールド』

MC  時刻は午後7:26をまわっております。毎月第三土曜日の午後7時台は荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。提供はツインズです。
荒川  はい、よろしくお願いします。
MC  只今の曲ですね、ゼロゲージで『ロストワールド』をお聴きいただきました。

荒川  この曲は黒崎さんが持ってきて下さったものですよね?思い入れとかはある感じなんですか?
黒崎  これは、『ザ・ロストチャイルド』っていうゲームと、『エルシャダイ』に出てくるルシフェルというキャラクターの声をやってらっしゃる竹内良太さんという方が奥様と一緒にやってらっしゃる『ゼロゲージ』というバンドで、実際にご本人が歌われているということで、ファンは血眼になって探しました。(笑)
荒川  そうなんですね。

黒崎  はい、ご自分で販売をされてらっしゃるので、Amazonとかで買えないんです。

竹安  いやー、普通にちょっとおもしろいのが、僕、一応このタイトルで『ロストチャイルド』のプロデューサーやってたんですけど、普通、ああいう大きい会社でやる時って、インディー的な活動って参入しにくいんですけど、何か僕、結構自由にさせてもらって…。で、インディーズ活動されてるバンドの曲を一緒に作ったりして…
荒川  へぇー。そうなんですね。

竹安  ほんと、遊んで作ってただけで、どこに出す宛もなく一緒に作ったりして、イベントで色々使ったりして…
荒川  じゃあ自主制作みたいな感じですか?
竹安  そうですね、完全に自主制作みたいなものですね。たぶんJASRACも登録されてないすごくレアな曲なんです。

荒川  よくそんな曲見つけましたね。
黒崎  いやー、ほんと、ツイッター追ってました。(笑)
竹安  見つけれたんだー。オレも持ってないのに…
一同 (笑)

荒川  竹安さん、すごいコアなファンというか(黒崎さんとの)元々出会いがツイッターでしたっけ?
竹安  そうですね、彼女とはツイッターで知り合って、元々僕のことをすごく考察してて。

荒川  あ、聞きました。設定厨っていう。あんまり言われたらすごいストーカー状態。(笑)
一同(笑)
黒崎  ご本人からお墨付きいただきました。(笑)

荒川  すごい深いというか長いお話じゃないですか、神話構想自体。それを紐解こうと思ったら、もうたぶん時間で言ったら膨大な時間というか掛けないと切り崩せないようなイメージがあるんですけど、それを考察一個一個してるっていうのは…

竹安  元々、クトゥルフ神話っていうのが昔あった、ラヴクラフトっていう人との神話体験みたいのがあるんですけど、あれみたいな感じで、どんどん数珠つなぎで広がっていくようなものに出来たらいいなーと思って…。僕は基本、種をどんどん巻いてるだけで、ファンの方が勝手に広げて遊んていってくれてるっていうのがあるんで、そういう一旦をやってたんだろうなーと思うんですよね。

黒崎  そうですよね。『アナザーエルシャダイ』っていうのも一時期ありまして、ファンの方が『エルシャダイ』の設定を元に自由に物語を広げていくっていう…。
荒川  あー、それはそれで1つの軸というか、なってる(成り立ってる)んですね。色んな時間軸がある世界ですからね。

黒崎  今はもっと実際に若手のクリエイターさんなどが神話構想の物語を描いてらっしゃったりされてますよね?
荒川  へぇー。
竹安  ま、僕のところにはそういう情報は来ないんですけどね。(笑)
一同(笑)
荒川  ほんとに勝手に?!
竹安  ほんとに勝手にやってます。(笑)
荒川  ちょっと教えて欲しいですけどね。こんなん出来ましたけどって。(笑)
竹安  あー、そうですね。まぁでも、今の時代らしくていいんじゃないですか?

荒川  でもいいですね、その広がっていく感じがデジタルだし。
竹安  まぁユーザーはね、本来なら利権者しか持てない武器をもっちゃったんで。だからそこはもう、今は戦国時代でしかないんじゃないですか。

荒川  まぁその二次制作というか、そういうのに寛大なのはすごくいいのかなーって。どんどんクローズなものじゃなくてオープンなものにしていくっていうのは、結構重要かなーと。
MC  そうですよね。
荒川  みんな守って守って、使うんじゃないぞってなるのが利権ですけど。それが最初から。
竹安  まぁ、そういう時代ですよね。
一同(笑)

黒崎  結構ファンの人によっても解釈が分かれたりとかもするので。でも自由な解釈が許されてるっていうのは神話構想の魅力でもあるんだと思います。
荒川  ですよねー。

荒川  世界観って皆さん言葉ではよく言うんですけど、いざじゃあ世界観を作ろうってなると、どの辺から作っていったほうがいいのかとか、キャラクターとかでもいいんですけど。やっぱり神話構想っていうのは世界観が唯一無二なものだなーと思っているので。世界観の作り方というかどういう流れで出来ていったのか?

竹安  あー、世界観は『エルシャダイ』の元々の世界観というのはオーダーされたイギリスの会社から『この世界観でやってほしい』ってボーンって渡されたやつなんで。旧約聖書のエノク書っていうのがあってそれをベースにした堕天使としての堕天する話なんで、そこをベースにしていると部分があったんです。で、そこから広げていくっていうのは僕が色々やっていったのはあったんですけども。創作の原点をどうしてるのか、みたいな感じですか?
荒川  そうですね。

竹安  原点は、あー、分かりやすく言うと軸は2つあって、1つはまずその、例えば今回のこの舞台は旧約聖書にしてるんで、どの聖書ひっぱってくるかみたいなのが先決ですよね。それやってそこから面白そうなところを抽出して。あとは、昔の話って面白いのが、途中で終わったりとか、つじつまあってないのがめちゃくちゃ多くて、想像の余地がたくさんあるんですよ。
荒川  うーん、なるほど。

竹安  旧約聖書って日本で分かりやすく言うと、日本昔話なんで、あったかもしれない嘘の話なんです。例えばモーゼの十戒みたいに川が割れましたってかいてあるけど、それは聖書上あったんだよってみんな言うんですけど、腹の中では、いやーなかっただろって思って読んでる訳ですよ。だからまぁ、新約聖書のほうが信仰されるっていうんだと思うんですけど。だから、まず最初にそこのところを楽しんでるのと、あとはやっぱり、物語というかドラマとして面白いというのは重要なので、まず自分が見たいシーンというかユーザーに見せたら面白いであろうシーンからまず勝手に抽出していくんですよ。
荒川  なるほど。

竹安  そういうシーンをぱっと出せば、ユーザーが前後関係してきたり、膨らましたりしてくれて、ある程度膨らんだらつじつま合わなくなるんで、つじつま合わす作業して。そういう感じでいつも作りますね。

荒川  あー。(納得)
竹安  最近は時代が早くなっちゃったんで、設定から入るのはもうだいぶやめてます。ユーザーがついてこないんで。もう、今ね、すごい…。僕が業界でよく聞いてるのは、昔はゲームって『触ったら面白い』って言われてたんですけど、その次の次代に来たのが、『触らなくても面白い』なんですよ。要は、友達が面白いって言ってるから面白いっていう。
荒川  あー。(ゲームを)やってないやつですよね、本人は。

竹安  で、その先にあるのが、『見たら面白い』なんです。パッケージがかっこいいから面白いっていう。
荒川  え!?もっと(ゲームを)やってないじゃないですか。

竹安  今、コンシューマーゲームとかで、僕自身がすごく思ってるし、周りからもたまに聞くのが、『遊ばなくても面白い』なんです。それは、どういうことかと言うと、ハードが高くて買えないんです、結局。でもソフトが欲しいんです。だから、ソフトだけ買って飾ってるんです。で、いつかハード買おうっていう…。だからもう遊ばなくても面白いんですよ。

荒川  え!?え!?どういう感覚なんですか?

竹安  だからもう、そういう感覚の時代になってるんで…
荒川  ちょっとアレですよね、何か違いますよね。

竹安  ソーシャルゲームとかでよく言われてるのが、ダウンロードして、大体トータルで30分が勝負って言われてるんです。これどういう事かっていうと、30分遊んだら、じゃないですよ。ダウンロードしようと思ってからダウンロード終わっても含めての30分なんです。だから割りと最初の10分くらいダウンロードでなくなっちゃうんです。
荒川  ですよね、ダウンロードって結構時間かかりますもんね?
竹安  だから起動してから20分が勝負なんで、その間に難しい設定とか無理じゃないですか。だから、いきなり面白くなくちゃいけないんで。だからもう、今は設定からすごく深く入るっていうのは割りと後にしてますね。

荒川  じゃあもう、最初のフックする部分というか掴む部分をどうするかっていうのが短くなっちゃってるから…
竹安  ものすごく情報が早いんで、それはもう、ユーザーのレベルが落ちてるっていうんじゃなくて、情報が多すぎるから処理しきれないんじゃないかな。待ってられないし。だから、最近映画とか見てる見方で多いのが、映画の画面を見ながら右手にスマホいじってツイッターとかも同時にやってるスタイルはよくあると思うんですよ。

荒川  あー、なるほど。まぁ映画館だとアレですけど、家でドラマ見ながらツイッターだったりLINEだったり、こうシーンごとにワーとか、アーとか言いながらやるとか、そういう感じ?
竹安  そう。それで、やらなくても通知来たりしたら見ちゃうじゃないですか?ポーンって鳴ったら、『あっ』って。

荒川  そうかー。じゃあもう2時間とか集中して見るっていうことがなくなってるっていうか…
竹安  なくなってるでしょ。だってそれをするなら映画館に行くでしょ。映画館が流行ってるのは逆にそういうのがあると思う。
荒川  集中できるっていう。
竹安  集中するために行ってると思うんで。

荒川  そうか、じゃあ作る側としてはその辺のさじ加減をかえていかないと、どんないいもの作っても食べてもらえないってことですよね。

竹安  だから僕が映像とか最近作る時に心がけてるのは『見なくても面白い』っていう。要は、スマホとか色々やりながらやってるんで、音だけでも面白くないと…。だから、見てほしい時には音だけでも『バーン』って鳴って、そこで大事なセリフ言わせるとか。それくらいにしないと興味持ってもらえない。
荒川  難しい。(笑)
竹安  それはよく考えてますねー。

MC  それでは曲いきますか?
荒川  はい、では2曲目を。DRAGON ASHで『Here I AM』お願いします。

MC  時刻は午後7:40をまわっております。毎月第三土曜日の午後7時台は荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。提供はツインズです。

荒川  荒川デザインの荒川です。ここで訂正があります。
黒崎  ファンの方と思われる方からメッセージいただきまして、ラジオネーム8番カステラさんから。先ほど『ゼロゲージ』の紹介をさせていただいたんですが、ご夫婦のユニットではなく、ルシフェル役の竹内良太さんと、奥さんの寺島愛さん、そして、寺島愛さんの弟さんの寺島博樹さん、3名からのユニットということで、大変失礼いたしました。

MC  あーそうでしたかー。ご存知だったんですね。ありがとうございました。
黒崎  でも、宇都宮にもファンの方がいらっしゃって大変うれしいですー。
荒川  そうですよね、嬉しいですよねー。
MC  こうやってメッセージいただくと嬉しいですよね。

荒川  ステッカーもう3枚くらい送りますー。(笑)同じく8番カステラさんからメッセージいただいてまして、『エルシャダイ』の裏話など聞けて嬉しいです。『エルシャダイ』を含めた神話構想、『ロストチャイルド』の話、そして今後の活動の話などお聞きしたい、ということなんですが。時間も限られてるので、今後の活動というか、ギャラリーをお持ちなので、そのギャラリーの話とかを…

竹安  はい。ギャラリーエルシャダイっていう『エルシャダイ』の名前をつけたギャラリーがあるんですけど、こちらを今始めて1年くらいなんですが、大体最初の頃は、『エルシャダイ』の個展を中心に、いろいろ毎回様変わりしてたんですが、ちょっと値段もつきてきたんで、色んな他の個展もやってみようって事で、夏ぐらいから、僕、業界には結構知り合いが色々いるんで、ゲームクリエーターさんを中心に、作家さんに個展をお願いするようになってて、8月には吉川達哉さんていう、元カプコンで、『ブレスオブファイヤー』とか『Devil May Cry』とかのデザインされた方にやっていただいたりとか、今、箕星太朗展っていってゲームで言ったらコナミから出てた『ラブプラス』とか『ときめきメモリアル』とかのキャラデザインをされていた方に、今個展してもらっていたりしています。で、3月2日から、次、ふわふわのくま展っていうのがあってですね、ふわふわのかわいいクマさんを作った方がいて、その方に個展してもらうことになってます。で、一応『ギャラリーエルシャダイ』っていう名前をつけていることもあるので、必ず個展された方に、『エルシャダイ』のコラボアートを描いていただいてるんです。だから、毎回作家さんが自分の考えた『エルシャダイ』、お題書きも自由でお願いしてるんで。そういうのは必ず(個展で)一点追加されるっていうのをやってます。興味ある方はまた来てください。作家さんも募集してるんで、またよかったら応募して下さい。よろしくお願いします。

MC  ありがとうございます。
荒川  ありがとうございます。フェイスブックにもURLとかのせてますのでぜひ見ていただければなーと思います。

ギャラリーエルシャダイ

elshaddai.jp/gallery/

荒川  あと(時間が)ちょっとなんですけど、今ゲームの話とギャラリーの話と、神話構想の話とお聞きしたんですけど、更に新しいことというか、言える範囲でいいんで、新しい構想というか展開とか聞きたいなーと思って。

竹安  あー、仕事はいろいろやってるんでまた言っていけるとは思うんですが、『エルシャダイ』的にはちょうど『エルシャダイ』のある意味、聖典って言われてる原作小説があるんですけど、出版社といろいろ話をして廃刊にしたんですよ。

荒川  え?!
竹安  なんでかって言うと、僕のほうでもうちょっといろいろいじりたいなっていう気持ちもあったし、僕、自分で一応出版も出来るので今電子書籍もあるし、そういうのもあって、ちょっと自由にものづくりしたいなーって出版社に相談したら、じゃあここで一回終わらせることにしましょうかってなって。まぁ、電子(書籍)のほうだけ残してくださいって言われたんで電子版は残るんですけど。だから、紙版のリニューアルをちょっと今考えようかなーと思ってて。そういうところからまた始めていければいいし、あと、ずっと止まってるんですけど、漫画を描いてるんです。漫画を描いてて、1年ちょっと前に1巻出してそれっきりになってて出せてないので…

荒川  それは、ファンの方は待ってるんじゃないですか?
黒崎  待ってまーす。(笑)

竹安  そうなんですよ。(笑)だからそれを早く描かないとなーって。そうなんです。まずその2つをまずきっちりやらないとなーと。正直、僕の宿題です。(笑)

MC  大変ですねー。

荒川  ファンの方からして、漫画っていうのはどうしてくれればいいんですか?
黒崎  あー、もういつまでも見守っているので…(笑)
一同(笑)

黒崎  『エルシャダイ』のセリフの中であるネタで『いつまでも見守ろう』っていうセリフがあって、ファンの方はよく、『いつまでも竹安さんを見守ろう』って言ってます。
竹安  もうファンの方は長いですねー。もう早い方だと2010年からなので、8年以上なるんで。で、割りと(ファンの方が)そんなに減らないんですよ。(笑)
黒崎  固定のファンがいまーす。

荒川  でもいいですよね。やっぱり待っている人がいるっていうのはモチベーションも(上がるし)。さっき宿題って言ってましたけど。(笑)じゃあ今年もうコミックリリース?
竹安  それはまだ今年1月ですよ?12月だったらちょっとアレですけど。(笑)

荒川  ファンの方も聞いてらっしゃるので。(コミックを)出すって言ってたぞっていうのが聞けるとちょっと安心して待てるのかなーとは思うんですけど。その新訳の小説と、コミックのほうですよね。楽しみですね。

黒崎  はい、いつまでも待っています。
一同(笑)

荒川  せっかくファンの方がいらっしゃるので、ファンの方から一言というか、思いとかありますか?

黒崎  タイムラインに必ず定期的に流れてくるのは、お身体を大切にされてくださいと。(笑)ほんとに長いこと竹安さんの作品を追っかけている方ばかりなので、ずっと体調から何から気にかけてらっしゃる方もいらっしゃいますね。

荒川  すばらしいファンですね。
黒崎  でも、作品は常に待ってます。

荒川  ですって。
竹安  いやまぁー、がんばります。(笑)
黒崎  無理なさらない程度に。

竹安  やることはいろいろあるんで、順番が…」
荒川  まだ1月ですから!まだ11ヶ月ちょっとあります。(笑)もし(小説と漫画が)出なかったなーってなったら、来年の1月に呼びつけて『出ませんでしたけど…』っていう反省会でもして、定期的な交流行事にするっていう…ファンの人も喜びますね。

黒崎  はい、喜びます。(笑)
荒川  楽しみですね。

黒崎  でも、毎年何かしらをやってくださってるんです。
竹安  そうなんです。急いでるわけじゃないんですけど、毎年色々と発表してるものがあるんで。そういった中で今言ったものを出していければと思っています。

荒川  あと、ご自身で、生放送とかツイッターもそうですけど、発信を常にされているので、ファンの人とかも、待ってはいるけども(竹安さんの)動きは分かるのでそんなに不安はないのかなーと。
黒崎  そうですね、待ってはいるんですけど常に潤沢という感じです。

荒川  ファンにとっても嬉しいですよね。
竹安  そうですね、すごい、なんて言ったらいいのかな、すごく家族みたいな感じでやってるんで。そういうコミュニティーみたいになって来てるんで。いいのかなーって思ってるんです。だから楽だなーって思います。
荒川  それにしても、新作は出していただいて。甘んじることなく。(笑)

荒川  あー、もうエンディングの曲が。平原綾香さんのリセットっていう曲が流れてきました。
竹安  そうですね。
MC  今日初お目見え(の曲)ってことで。聞きました?

荒川  そうなんです。『大神』っていうゲームのテーマソングで。
竹安  あーそうか!
荒川  えー!?そうですよ。え?そうですよ。今日はそれの2本立てでやってるんで。ファンの方はこれ聞いたら泣いちゃうやつなんで。(笑)
一同(笑)
荒川  こんな感じです。(笑)

荒川  一応、告知というか、スポンサーの告知をさせていただきたいんですけど、株式会社ツインズさんで、毎月、栃木県で発行している『月刊ツイン』っていう雑誌がありまして、2月号が25日に発売になります。コンビニとか書店で。で、今回の特集がパン特集ということで、パンの朝パン、昼パン、おやつパン、夜パン、それぞれのお店でおすすめのパンをご紹介するっていう特集になっています。併せて、読売新聞の最終土曜日に折り込まれてるツインクルっていうタブロイド紙もありまして、これが第9部か、去年から続いてて。で、今回は株式会社ビルススタジオ代表 LLPチイキカチ計画執行役員の塩田大成さんの活動を特集してます。まぁ、栃木で言うと、大谷アンダーグラウンドとか、あと、ランドリーにカフェが併設されたお店とかもプロデュースされてる方です。読売新聞購読の方は27日土曜日の新聞、ご覧になってもらえたらなーと思います。じゃあ、次回の予告もこのままさせていただきますね。

MC  お願いします。
荒川  次回が2月17日19:00から、ゲストが僕の師匠なんですけど、カメラマンの小野良昌さんを呼びます。なので、僕のルーツが聞けるチャンスなんでぜひ。何でこんなんなってっていうのが一番聞けるので。僕もホントに、その時に喋りますけど楽しみにしていただいて。
MC  なるほど。
荒川  あと、更に、今年からですね、今回のラジオ放送の内容を原稿にしてテキストに書き起こしてWebに掲載するっていうのを始めますので、今回の放送からWebのほうに公開するので、数日後になっちゃうと思いますけどまたフェイスブックでご案内しますし。ぜひチェックしていただけたらなーと思います。
MC  ありがとうございます。

MC  ということで、お時間がまいりました。毎月第三土曜日の7時台は荒川デザイン・クリエイティブジャム。株式会社ツインズで提供していただいております。
荒川  はい、今夜も荒川デザイン・クリエイティブジャム 第8回をお聴きいただいてありがとうございます。竹安佐和記さんと黒崎尚美さんでした。
MC  どうもありがとうございましたー。
竹安黒崎荒川  ありがとうございましたー。(拍手)