2018.8.4

ARAKAWA DESIGN CREATIVE JAM

ARCHIVE #19

2018年8月4日のADCJ第19回は、ゲストにポム・ド・テール代表の藤木宏美さんをお呼びして、デザイナーそして八百屋への道と、野菜や植物との対話の大切さ、育てかたなど語り合いました!

自然との向き合い方を人との向き合い方と重ねながら、優しくも厳しい付き合い方を考えさせられる時間でした。

MC  時刻は午後7時になりました。毎月第1、第3土曜日のこの時間は荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。この番組は株式会社アンノウの提供でお送りいたします。
荒川  こんばんはー。荒川デザインの荒川サトシです。よろしくお願いします。中村さん、尚ちゃん、今夜もよろしくお願いします。
MC・川口  お願いします。
荒川  今日は宮まつりなんですよ。(外は)すごいですね、さっき窓から手を振ったら、(道ゆく人が)手を振ってかえしてくれたので…。いいですね。(笑)
MC  荒川さんやっぱり人気者なんだなーって。(笑)
荒川  違う…。(苦笑)
川口  頭が(金髪で)目立つからでしょう…。(笑)
MC  なんだかお祭りだとウキウキしますね。
荒川  天気がよくてよかったですね。

荒川  まず、この番組の紹介をさせていただきます。荒川デザイン・クリエイティブジャムでは「クリエイティブを声で届ける」をテーマに、日々様々な表現をされているゲストをお呼びして、デザイナー視点でトークをするゲストトーク回と、「観た人もまた観たくなる」をテーマに、映画作品を独自の視点で語る「傍らに映画を」の2本柱で毎月2回(第1・第3土曜日)にお届けしています。今夜は第1土曜日なんですが、編成が変わりまして、ゲストトーク回をお送りしています。番組中に質問、メッセージを募集しています。ミヤラジアプリから直接メッセージが送れますし、Eメールだと、「773@miyaradi.com」。ツイッターのハッシュタグ#ADCJでつぶやいていただいてもピックアップします。
MC  FAXでもメッセージ受けつけています。FAX番号は028-666-7878です。よろしくお願いします。
荒川  お待たせしました。今夜のゲストはポム・ド・テール代表の藤木宏美さんです。
一同  (拍手)
藤木  はじめまして、こんばんは。
荒川  まずはゲスト紹介をさせていただきます。
川口  はい、それではご紹介させていただきます。ポム・ド・テール代表の藤木宏美さんです。八百屋さん、種まく人、グラフィックデザイナーという肩書きをお持ちで、小さい頃から植物が大好きで幼稚園の頃は登園中に見つけた可愛い植物を摘んでは、先生に見せていらっしゃったそうです。その頃から植物の絵を描くのが大好きな子供でした。大学は多摩美術大学デザイン学科に進み、環境問題がテーマの課題でパーマカルチャーに出逢い、植物と共に生きる世界にワクワクする自分を見つけることができたそうです。広告代理店勤務、野菜流通会社勤務を経て、茨城県つくば市で八百屋を立ち上げ現在に至られます。藤木宏美さん、本日のゲストです。どうぞよろしくお願いいたします。
荒川  ありがとうございます。久しぶりですよね。(僕たちは)多摩美術大学の二部を卒業したんですが、二部はもう今はなくなっていて、統合デザイン科になったんですが、その二部がなくなる時にあったイベントで久しぶりに見かけて…。茨城にいるっていうのは知っていたんですが、中々会う機会がなくて、全然会ってなかったですね。
藤木  そうですね。
MC  じゃあそのイベントで久しぶりに荒川さんと会ってどんな感じでしたか?(笑)
藤木  いや、でもそこまで変わってなかったですが…(笑)でも息子さんがすごく大きくなってたなって思いました。
荒川  息子を(そのイベントに)連れて行って、「自分の大学はここだよ」って見せたかったんですよ、別に美大に行って欲しいとかじゃなくて、最後のイベントなので連れて行ってあげたんです。(笑)
川口  さっき話してたんですが、(荒川さんは)あんまり大学の時から変わってないんですって。大学の時から金髪だったんですって。(笑)
荒川  金髪歴長いんですよ、ウチの子供も金髪しか見てない。
MC  えー!?そうなんだ。
荒川  そうです、産まれた時から金髪なんで、黒い髪が生えてくるって思ってないかもしれない。(笑)
MC  間違いなく真似するだろうなー。
荒川  いや、絶対真似しないですよ。多分反対の姿勢をとると思うので、フリーランスにもならず、真面目な固い感じの仕事に就くんじゃないかな、と思います。
MC  中々そうはならないのが世の常ではありますけどね。(笑)

荒川  藤木さんのプロフィールにあったんですが、小さい頃に植物が好きっていうのは、何かきっかけがあったんですか?
藤木  とにかく観察が好きだったみたいです。そんなに大自然の中で生きてた訳じゃないので、例えば、近所の砂利道の脇に咲いている、つるについている実が、一粒ずつ色が違う植物があったりして、そういうのを見てすごく感動しちゃう…。で、それを摘んで「先生、こんなのあった」みたいな…。(笑)発見が好きだった。
荒川  視点が細かい所に目がいくというか…。今日も来る時、タクシー降りてすぐ、自然に生えてる草を摘んで匂い嗅いでたんですけど…、特に触れずにきたんですけどね。(笑)
一同  (笑)
MC  え?!
藤木  あれ、ハーブなんだろうなぁと思って、香り嗅いだらわかるかなーって思ったんですけど…。
荒川  分かりました?
藤木  なんか、ホーリーバジルみたいな香りがしたんです。こぼれ種で出ちゃったのかな?強いなこの子、って思って。(笑)
荒川  でもハーブは結構ラフに育てられたりするんですか?
藤木  こぼれ種でいくらでも増えますよ。
MC  そうですね、ハーブ強いですもんね。
荒川  今日は、ハーブを持ってきていただいたんですけど、ラジオでハーブ(の香り)を紹介するって難しいなと思ったんですが…、これ、何種類くらいあるんですか?
藤木  8種類あります。
荒川  ハーブがブーケになっていて香りますね。一番強い香りとかありますか?
藤木  この中だとローズマリーかな?
荒川  オーブンで焼く肉料理とかじゃがいもとかにいいですね。僕、昔ローズマリーを買って、料理をやってみたんですけど、入れ過ぎちゃってローズマリー味になっちゃって…。
藤木  ちょっと苦そうだね。
荒川  1本くらいでよかったのに、調子こいて買ってきた束をそのままガサっと入れちゃったもんで、大変な事態が起きちゃったことがあって、それくらい香りが強いからちょっとでいいんですね。
MC  でもそういう時ありますよね。私もそういう欲求があって、例えばカレーにハーブを入れるじゃない?いい香りだからたくさん入れるともっと美味しくなるんじゃないかって思って…そしてだめにしちゃう。分かりますね。
川口  適量が大切ってことですね。
荒川  尚ちゃん料理でハーブとか使いますか?
川口  時々。私も肉料理にローズマリーとか…粉末のやつ。でもね、このレモングラス?レモンバーベナ?
藤木  バームとバーベナと2種類あって。バームはミントみたいな…。
川口  レモンバームか。多分レモンバームは実家に植わっていて、1つ植えたら凄い育って…。オレンジとか柑橘系とレモンバームを入れてお湯注いだら、すごくいい匂いのフレシュハーブティーが出来るんですよ。それはやったことあります。

荒川  植物好きから美大に進むきっかけは何かあったんですか?美大に進む人って少ないのかなって思って。
藤木  たぶん、小さい頃から植物と絵を描くことがセットで好きだったんです。だから、私、メンコに1枚1枚違う植物の絵を描いて、マイメンコ作ってたんですよ。全部色も塗って。結構小さい頃に。(笑)
一同  へぇー。素敵ー。
藤木  そういうのが積み重なって美大に行っちゃったんでしょうね。(笑)
荒川  美大の中でも何コース入ったんでしたっけ?
藤木  デザイン学科です。
荒川  美大に進んでみてどうでした?絵が好きだっていうところから入ってみて、学生生活の話なんかも聞ければ…。
藤木  まず、二部はMacの揃いっぷりがすごかったですよね。
荒川  そうですよね、お金はかかってましたよね。最新のMacが勢揃いしててちゃんとアップデートもされてて圧巻でしたよね。その当時、半透明の丸っこいiMac。テレビと本体が一体型になった飴ちゃんみたいなカラフルな形のが流行ってて…。マウスも丸くてかわいくて。それが何十台も並んでてましたよね。

荒川  その後就職はしましたか?
藤木  デザイン系の会社に就職して、すごく楽しかったです。
荒川  そこから今、八百屋さんっていう経歴がありますが、どう変化して生産というか野菜とか八百屋さんのほうに向いていったんですか?
藤木  そうですよね。デザインの仕事をするにあたって、最初は自分がまだ仕事を選べるような立場じゃないじゃないですか。で、心の底から「これを世の中に広めたい」って思っていないモノに対してもデザインを施して広告を作ったりしないといけないじゃないですか。そういうのがちょっと辛くなっちゃって…。(苦笑)
荒川  なるほど。そのへんは尚ちゃんちょっとは分かるんじゃないですか?「このデザイン作るの?」っていう気持ちでやらないといけない時とか、価値が本当はどうなんだろう…って思いながら、価値が嘘か本当かどうかの話ではないですけど、「良いものだよ」っていう表現で作らないといけないという、印象操作みたいな感じの表現をどうしてもしないといけないっていうのはありますか?デザインワークの中で。
川口  うーん…。(悩)私の場合、最初の頃は、自分の思ってるものを作りたいっていう気持ちとの葛藤はありました。自分の作りたいものはあるけれど、クライアントさんありきの仕事だから、クライアントさんの要望とか、いかによく見せるかっていうのとかを汲んで、自分好みのデザインじゃなくてお客さんに喜んでもらうのを作らないといけないっていうので、(そういうのを自分に落とし込むのに)割と葛藤はありましたよね。(苦笑)
荒川  今は乗り越えたってことですか?
川口  うーん、多少は…。ちょっとは分かるようにはなりました、はい…。(苦笑)

荒川  その後の八百屋さんのきっかけは?
藤木  たぶん大学の時の課題で出会ったパーマカルチャーの本でワクワクしたことが忘れられなくて、人と自然が共生するみたいな世界観にワクワクする自分が強烈だったんです。こんなにワクワクすることあるんだ!って思って。そこに(方向を)変えていこうって思って、自然と人とが一緒にいる世界ってことで突き詰めていったら、出逢いもあって八百屋になったっていう…。(笑)
荒川  パーマカルチャーっていう言葉が出たんですけど、中村さん聞いたことありますか?
MC  聞いたことないですね。
荒川  尚ちゃん、簡単に説明をしてもらえますか?
川口  またまたGoogle検索ですが…。(笑)パーマカルチャーとは、オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。この言葉は、パーマネント(永久な)とアグリカルチャー(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語です。パーマカルチャーの祖、ビル・モリソンは、パーマカルチャーの目的を「地球を森で覆い尽くす」ことと言った。人類が永久に存在し続けるために、農薬などで土地を痛めることなく、自然の恩恵を最大限に受けることに注力していく時代となりつつあります。パーマカルチャーは、伝統的な農業の知恵を学び、現代の科学的・技術的な知識をも組み合わせて、通常の自然よりも高い生産性を持った『耕された生態系』を作り出すとともに、人間の精神や、社会構造をも包括した『永続する文化』をかたちづくる手法であります。…むずかしいー。(笑)
一同  (笑)
荒川  だいぶ固いですよね。
川口  一言で言うと?
藤木  自然をうまく活用し、長く自然と一緒に生きようっていう感じだと思います。
荒川  人と自然とが、どこかに無理があったりしわ寄せがないように、循環する仕組みだったり、良いバランスがとれるように、っていうのがパーマネントっていうことかな。
藤木  そうですね、持続可能っていう。
荒川  具体的には、無農薬や減農薬っていうのは聞くんですが、実際にいろんな形があるとは思うんですが、実践されてるパーマカルチャー具合はどうなんですか?
藤木  パーマカルチャーっていうのは、調べていくと、とてつもなくスケールが大きいんです。なので、それをそっくりそのまま生活に取り入れようとすると、ものすごいことになると思います。例えば、放牧方法とか、家畜もお水の流れる場所や防風林も、色んな世界中の色んな気候とかも…。この気候だとこういうふうに木を植えると少し暑くなると、とか…、スケールが大きいので、その中で、私は大学の時に、もっと小さな日本でいう一軒家のお家がパーマカルチャー的な価値観を取り入れたらどれだけ生活がワクワクするようになるか…っていうのをポスターに落とし込んだんです。それを課題に選んだんですよね。
荒川  それが元になってるってことか。
藤木  そうなんです。
荒川  じゃあ、実際に本気でパーマカルチャーを!ってなると畑1個でっていう話じゃなくて、街づくりとか地球全体の…、よくわからないけどG20の各国の人が集まってやっちゃうような…(笑)ことになるのかな?本気でやろうと思うと…。生態系を考えたり、ワクワクするっていうのはエッセンスに取り入れてやってる感じですかね?
藤木  そうですね。

荒川  今は、畑はどれくらいの規模でやってるんですか?
藤木  でも自分は今は農家ではないので、庭と畑をあわせて600坪くらいをちょっと耕させてもらってる感じですね。
荒川  すごいですね。中村さんの家庭菜園はどれくらいですか?
MC  うちはほんとに…猫の頭くらい。(笑)ほんとにちっちゃいんですけど3坪くらい。それでも持て余しちゃってて、最近ミヤラジが忙しいから、水やりもできなくて…。水やり始めると庭が結構あるんで1時間半くらいかかるんですよ。
荒川  600坪あったらもっと大変ですよね?実際水やりとかどうしてるんですか?
藤木  水はやらないです。
MC  え!?枯れないんですか?
荒川  衝撃の事実…。水やりに1時間半かかるって言った後に見ずやらないって…。(笑)
MC  樹木は水やらなくても大丈夫だけど、草花とか農作物は必要なんじゃないですか?
藤木  今年はやっぱり(猛暑が)激しいですから枯れる子もいるんですけど、それも、定植のタイミングとか、苗から畑に移動させるタイミングがちゃんとしてると、根っこがちゃんと伸びてくれるんで、私がやってる方法は肥料も使わない方法なので、根っこがとにかく張るんですよ。だからすごく強い。
MC  それを聞きたいね。(笑)なぜ根っこが張るのか。
藤木  水を求めて下に伸びるとは言いますよね。
荒川  水をあげることによって甘やかしてるってことになるの?水が来るから伸びなくなるの?環境に適用しようって…。
MC  確かに、中途半端に水をやったりすると、根っこが下に伸びずに上に上がってくるんですよね。
藤木  そうですね、よく言われますよね。
荒川  水を待っちゃうのかな?
MC  じゃあなんで強いんですかね?(笑)
藤木  衝撃だったのが、肥料とかをたくさんあげてたお茶畑とかは、根っこが上に上がってきちゃって、集まった部分に虫が来やすかったりして、悪循環の始まりにもなるらしくて、その植物の生命エネルギーを最大限に活かそうとする方法が大事なんじゃないですかね。(笑)
MC  キーワードは、植物の生命力ですね。生命力をちゃんと心得て育てるってことですね。(笑)
荒川  この辺で一曲行きますか?藤木さんのリクエスト曲。
川口  1曲目はBjorkでjogaです。

MC  時刻は午後7時32分をまわっております。荒川デザイン・クリエイティブジャム、今週のゲストは藤木宏美さんをお招きしています。只今の曲は、Bjorkでjogaでした。この番組は、新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきますロジスティクスカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りしております。

荒川  フェイスブックなどを見ていると、イベントをやられてますよね?大人のピクニックとか、お野菜たっぷり料理教室とか。
藤木  そうですね、大人のピクニックは八百屋を立ち上げる前からイベントとしてやっていた企画で、最初の頃はイベントだけで野菜を販売していたんです。(笑)
荒川  それでも喜ばれますよね?
藤木  そうですね、反響はすごかったです。銀座とか…。あ、でも一番最初は馬喰町とかのギャラリーの一角をお借りして販売させてもらったりしてましたね。
荒川  そういう野菜(無農薬野菜)を買える場所って東京でも何箇所かあると思うんですけど、スーパーじゃ中々買えなかったりする時代だったのかなぁと思いますね。尚ちゃんは野菜買う時、産地とかいろいろ気にしてますか?
川口  気にしますよー。主婦ですもん。(笑)私はスーパーじゃなくて、直売所に野菜を買いに行く派なんです。全然(野菜の)もちが違うんですよ。スーパーの野菜って買ってすぐシナってなるじゃないですか。冷蔵保存の期間が長い感じで。でも、直売所で買ったら生産者さんの名前がついていて、例えば泥付きの人参が売ってたりとかしてて…。ピーマン1個にしても、生産者さんによって違うから、そこから自分の好きな生産者さんのピーマン選べたりして結構楽しいんですよ。楽しいですよね?
藤木  すごい!
川口  野菜が好きなので結構そうしてます。
荒川  じゃあすごくシンパシーが生まれますね?
川口  シンパシー?(笑)藤木さんの考え方共感できます。
藤木  ありがとうございます。
荒川  中村さんはどうですか?
MC  私もやっぱり、ミヤラジを応援してくださってる(野菜の直売所の)「あぜ道」さんとか行ったりしますよ。作った人の写真やメッセージがあるのはとってもいいですね。交流というか対話ができるので。(笑)
川口  でも、(写真とかがついていると)安心感はありますよね。顔を出せるっていうのは、自信を持って作ってらっしゃる気がしますよね、なんとなく。
藤木  会ったら分かるんですもんね。
荒川  そうですね、責任を持って作ってますってことですもんね。
荒川  料理教室はご自身で教えてるんですか?
藤木  なんか厚かましいんですが…、八百屋として野菜をもっとみんなに食べてほしいなっていう思いが強くて…、でも最初のきっかけはやってほしいって言われて始まったんですよ。なので、やろうと思って始めたんじゃなくて、イベントでお野菜の料理を作っていたら、その料理を教えてほしいって言われて来ていただけるようになったんです。ほんとにありがたいです。
荒川  自然な流れでいいですね、広告もしないで羨ましいですね。僕もラジオやってますけど、やらして欲しいって言ってやってるんで、(笑)そこがまだ甘ちゃんなところで…。あ、時間なので一曲いいですか?
川口  はい、続いての曲はCoccoで『日の照りながら雨の降る』です。

MC  時刻は午後7時47分をまわりました。荒川デザイン・クリエイティブジャム。今週は、八百屋・種まく人・グラフィックデザイナーの藤木宏美さんにお越しいただいています。只今の曲はCoccoで『日の照りながら雨の降る』でした。この番組は新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきますロジスティクスカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りしております。
荒川  ありがとうございます。あと2分くらいになってしまいました。僕は毎回曲を選曲する際、ゲストさんのことを思いながら選曲してるんですが、この曲は、元々は、詩人の丸山薫さんの詩がベースになっていて、「日の照りながら雨の降る」っていうのはお天気雨のことなんです。お天気雨っていうのは、野菜とかの豊作を表していていたり、天気と雨が男性と女性とかのバランスのとれた状態を表したり、お天気雨のあとに出る虹が幸運の印だったり…いろいろなキーワードがぴったりだなーと思って選びました。中村さん、野菜の育て方で聞きたいことがあったら、最後に藤木さんにどうぞ。
MC  やっぱり気になるのは、野菜だけじゃなく、すべての植物で根っこがしっかり張るのがキーワードだなって思って聞いてたんですけど。
荒川  畑に植えるタイミングが大事なんですよね。
藤木  あとは、苗を育てる最初の土とかも、全く肥料成分がない土にする。
荒川  じゃあホームセンターで売ってる苗とかも肥料にまみれてるってことですか?
藤木  そう、だからうまく育たない時あるので、そういう苗をちゃんとつくってる所もあるので、そういう所で買ったりしてます。
MC  僕もできるだけ種苗店を探すようにはしてるんですけどね。
藤木  まぁ種から育てるのは大変ですけどね。
荒川  最初が肝心ってことですね。苗の時点である程度強さとかも決まってるってことですね。

荒川  今週もあっという間の一時間でしたね。
MC  今週も勉強になりましたね。
荒川  段々アカデミックな感じになってきましたね。
MC  え?どこが?
荒川  ゲストさんを呼んで「パーマカルチャーって何?」とか…。以前も、新波米の時も六次産業って何?とか。意外に聞いたことがあるものを掘り下げられていいですね。引き続き頑張ろうかなと思います。
藤木  頑張って下さい。
MC  藤木さん(番組の)感想というか印象はどうでしたか?
藤木  思ったよりザックリというか、楽しめる感じでした。いい意味で、もちろん。(笑)緊張しないでしゃべれたので。
荒川  よかったです。次回は第3土曜日8月18日の7時からで、今企画を練ってる最中でございます。また企画が決まったらフェイスブックで告知をします。映画はやろうと思ってるんですが、何を持ってくるかは構成を考え中です。今夜も荒川デザイン・クリエイティブジャム第19回をお聞きいただきありがとうございます。中村さん、尚ちゃん、そしてゲストの藤木さんありがとうございました。
一同  ありがとうございましたー!