MC 時刻は午後7時になりました。毎月第1・第3土曜日のこの時間は、荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。今週はゲストトークの時間です。この番組は株式会社アンノウの提供でお送りいたします。
荒川 こんばんはー。荒川デザインの荒川サトシです。よろしくお願いしまーす。中村さん、なおちゃん、よろしくお願いします。
MC・川口 お願いします。
荒川 まず、この番組の紹介をさせていただきます。荒川デザイン・クリエイティブジャムでは「クリエイティブを声で届ける」をテーマに、日々様々な表現をされているゲストをお呼びして、デザイナー視点でトークをするゲストトーク回と、「観た人もまた観たくなる」をテーマに、映画作品を独自の視点で語る「傍らに映画を」の2本柱で毎月2回(第1・第3土曜日)にお届けしています。今夜はゲストトーク回です。番組中に質問、メッセージを募集しています。ミヤラジアプリから直接メッセージが送れますし、Eメールだと、「773@miyaradi.com」。ツイッターのハッシュタグでつぶやいていただいてもピックアップします。#ADCJでつぶやいてもらえるとメッセージをピックアップできますので、よろしくお願いします。
2018.7.21
ARAKAWA DESIGN CREATIVE JAM
ARCHIVE #17
2018年7月21日のADCJ第17回は、ゲストにエディター、コピーライターの安納道さんをお呼びして、メディアと人と場所をうまく活用していくためのクリエイティブとは、また、今後の展開の話などお話を伺いました!
荒川 お待たせしました。今回のゲストをご紹介します。エディター、コピーライターの安納道さんにお越しいただきました。ありがとうございます。(拍手)
安納 こんばんはー。安納です。
荒川 2回目のゲスト出演ということでありがとうございます。
安納 ありがとうございます。
荒川 それでは、まず紹介をさせていただきます。
川口 本日のゲスト、安納道さんのご紹介をさせていただきます。エディター、コピーライターで、東京都ご出身。大学卒業後、東京の出版社を勤務され、経験を経て独立されました。雑誌、書籍の編集及びライティング、広告物のコピーライティングなどを中心にスタイリスト、TV番組の構成作家としてもご活躍されています。現在、株式会社ツインズ発行の月刊ツインの編集長を務める傍ら、カルチャーバンクスタジオの松本裕功さんとタイアップしたイベントのプロデュースなども手がけられています。みずがめ座、O型の基本的にはゴールオリエンテッドタイプ、そして時々キュリオシティドリヴンタイプ。“No life, no cat”のネコ派、安納道さんです。どうぞよろしくお願いします。
荒川 この、ゴールオリエンテッドタイプ、キュリオシティドリヴンタイプという言葉があって…(笑)、なおちゃんさっき調べてましたよね?
川口 あ、軽く…。(笑)ゴールオリエンテッドタイプというのが、目標を明確に定め、そこに向かって最短距離で一直線に進むタイプ。キュリオシティドリヴンタイプが、好奇心主導型。ゴールと一見関係なさそうな方向に好奇心の赴くままに進むタイプ。
安納 グーグルで調べていただいたんですね。(笑)
一同 (笑)
川口 2005年にノーベル物理学賞を受賞したテオドール・W・ヘンシュ博士の理論ですね、勉強になりました。
安納 ありがとうございます。
荒川 去年の7月22日に来てくださったので、ちょうど1年前になりますね。その時はパーソナリティーが五十嵐さんだったので、中村さんは会うの初めてですね。中村さんは(安納さんに)初めてお会いして、印象はどうですか?
MC 言葉に重みがあるというか、言葉に色があるような語彙が豊富な方ですね。
安納 ありがとうございます。まだそんなにお喋りしてませんけど…。(笑)
荒川 1年あっという間ですね、1年前に来ていただいた時は、ツインクルっていうタブロイド紙が2号目発行直前だったので、その話をしてたかと思うんですが、今は、ツインクルからツインの編集長という形になったんですが、その1年間を振り返る感じでお話いただけますか?
安納 はい、荒川さんはずっと仕事のパートナーとしてやらせていただいてて、ちょっと媒体は変わりましたが、今も継続してるんですが…。
荒川 苦労したなって話でもいいんですが(笑)、(1年を振り返って)どうですか?
安納 ツインクルっていう8ページのタブロイド版は販売しているものではなく、読売新聞購読者向けのサービスという位置づけで、毎月1回折り込みになっていた媒体です。8ページでもちろんボリュームもあるんですが、タブロイドっていう性格。ちょっと目指すところは、中身もそうですけど今までにないようなビジュアル。それを目指して1年間やらせていただいて、その中で、色々な県内の方々をピックアップしてそれをお伝えする。で、ビジュアルは、私のつたない取材内容を最大限に荒川さんに効果的に表現していただくようにやっていただいて、8ページ月1回ということではありましたが、それはそれは結構充実していました。おそらく(今までに)あまりないものを作れたというのがたぶんあったと思います。
荒川 今ツインクルは最新何号でしたっけ?
安納 私が13号までやって次が15号ですね。
荒川 やっている間に反応はどうでしたか?
安納 直接、読売の購読者の方からはおハガキいただいたりするので、そこからしか分からないんですが、やっぱり「オシャレなタブロイド」って言っていただくことが多くて、それは目指すところなので、その評価は非常に嬉しいです。
荒川 最初作る時にも安納さんと話してて、栃木で作ってはいるんですが、どこに持っていっても恥ずかしくないクオリティーにしようって。それはビジュアルの見せ方もそうですが、切り口、テーマのピックアップのセンスもそうですし、コピーの語彙や全体の仕上げも、ちゃんとしようって話をしてたんですよね。
安納 東京なんかに行くとオシャレなフリーペーパーがいっぱいあるんですね、海外もそうですけど。テイストとしては、そういう風なものに近くて、だけど親しみやすくて、でも親しみやすすぎない、という感じで。とんがりすぎず、ところどころ、ちょっととんがってる感じっていう…最大限やれるところまでやってきたかなぁという感じです。
荒川 中村さんは(ツインクルを)見たことありますか?読売新聞は取って(いますか)…?(笑)
MC ジャイアンツファンなので前はとってたんですが、ミヤラジをやり始めて下野(新聞)ばっかりなんです。
荒川 下野と読売をとるっていうのはダメですか?
MC まぁもうちょっと収入が増えてからにしようかなー。(笑)
一同 (笑)
荒川 やっぱり(ツインクル)は折込のものなので、伝えたい人に届ききらないというのは、ちょっとずっと引っかかっていたんです。フリーペーパーであれば、「◯◯に置いてますよ」っていうのがシェアされれば、欲しい人がそこに行ってピックアップするとか、カフェに絶対置いてあってそれがルーティンになって取ってもらえるというのが多いんですが、ツインクルの場合は、読売新聞を、栃木で購読してないと読めないというところが、結構レアな感じにはなっちゃったのかな、っていうのはちょっと気になってましたね。
安納 そうですね、不特定多数の方にPRが出来ないですよね。だから、本当はもっとオープンにして色んな人に見ていただきたかったんですけども、ちょっとその辺りが限定的だったかな、って思います。それは媒体の性格上は仕方がないんですけど…。
荒川 いいものを作っていいものを届けようっていう点で、今はwebもあって紙もあって、色んな伝え方がある中で、こういうフリーペーパーじゃないタブロイドはこういうこともあるんだなって1年間やってて思いました。
安納 そうですね。ただ、そういう媒体を1年ちょっと作って、手法的なものは色々学ばせていただいたんで…。いわゆる雑誌とか、またはもっとボリュームの少ないものとは、また違った感じで、1年楽しくやらせていただきました。
荒川 (僕としても)ちょうど、ガッツリ仕事をさせてもらえるいいネタだったというか…。それまでは広告ページをやるとか単発のお仕事はいただいてたんですが、1年間毎月継続するっていうのはツインクルが初めてで、まずありがたいっていう気持ちと、やらせてもらえたっていう気持ちと、やれたっていうのと…。やっぱり仕事なので、何か不都合があったらダメになることって有るわけですよ。それがそうならずにちゃんと続いたっていうのは、本当に感謝しています。
MC それってもしかしたら、読者の方が、「タブロイド版だから、この程度のクオリティーでいいかな。」って思うところを、(このタブロイド紙が)クリアしてるから、ずっと続いてきてるんだと思うんですよ。すごいことじゃないかなって思います。
荒川 なおちゃんはタブロイド紙とかフリーペーパーとか読んだりしますか?
川口 うちも新聞とってるんですが、横浜の新聞に折り込まれてるタブロイドとか洒落たやつが結構入ってるんで、結構見ます。地域によって全然違うんですね。引越してびっくりしました。
安納 全然違いますよー。
川口 栃木にいる時はスーパーやお店のチラシとかばっかりだったんですけど、タダで見れる新聞折込なのに、ここまでの、こんな(クオリティーの)やつ入ってるんだーって…。
安納 首都圏はたぶんそういう感じがあるんだと思うんですけど、私も自分で新聞とってて、チラシとか折込いっぱい入ってますよね。こんな事言ったらあれですけど、そのまま資源ごみ行きでした。(苦笑)そうならないようなものを、自分が作る時は心がけてるんですけどね。
荒川 デザインもそうなんですよ。ゴミを作らないようにしようっていう気持ちでやらないといけないんですよ。
MC 毎回すぐ資源ごみに持っていかずに、取っておいてファイリングして置いておきたいなって思えるものですよね。
荒川 そうです、そういうものを作らないと仕事じゃないなって思います。
安納 作って終わりじゃない。
荒川 ツインクルを経て、月刊ツインのリニューアルというところにこぎついたというか…、経緯はどういう感じだったんですか?どういう感じでツインがリニューアルすることになったんですか?
安納 経緯ですか?
荒川 僕は、ツインをリニューアルしたいなって気持ちは1年前からずっとあって、1月にアピールというか表明したのがきっかけだったんですけど…。
安納 そうですよね、ちゃんと表明してもらったんですけど、中々調整が上手くいかなくて、すぐにってわけにはいかず、どうなるのかなーって思ってた時に、5月くらいに急に、それまで私はツインクルをやってたんですけど「今度はこっちをお願い」っていう話が来まして「やるんだったらやるよ」っていうことで、「やるならガッツリやらせていただきます」っていうことで(ツインをリニューアルすることになりました)。
荒川 そうですよね、話は水面下というか、ちょこちょこはしていたんですが、1冊まるごとリニューアルするっていう話は青天の霹靂でしたね。嬉しかったですけど、現実的に難しいかなーって思っていたので、想像はしていなかった。数ヶ月、条件とか事情もあって、中々すんなりいかなかったのがあって、こじれたガチガチになった結び目が急に解けたって感じでしたよね。(笑)
安納 元々雑誌媒体なので、首都圏などで作られている全国誌とかは、通常必ずアートディレクションを丸々一冊、ビジュアルの責任者ということで、それを監修していただく立場の方がいるんですけど、このツインは、元々そういうポジションの人が(今まで)いなかったんです。それでデザイナーさんもバラバラで、それを束ねる人もいないから、一冊としてまとめたときのクオリティーがちょっとどうなのかな…って。率直に言うとそういう事なんですけど…。で、リニューアルするにはそういう所を改善していかないといけなくて、それまでもデザインで荒川さんにお仕事していただいていたので、そのまま継続してもらうならAD(アートディレクター)としてやってもらおうということになりました。
荒川 ありがたいお話で。
安納 アートディレクターであり、実際に手を動かすデザイナーでもあるんです。
荒川 学生の時からいろんな雑誌は見たりしていて、この雑誌はADさんは誰かっていうのを意識しながら雑誌を見るんです。職業病というか…。内容だけじゃなく、誰が手がけたんだろうって。映画でいうと「監督や美術、音楽は誰なんだろう?」って意識しながら観ちゃうんです。雑誌も紙面を楽しむだけじゃなくて、このページは誰が作ったとか、写真は誰かとかを見ながら育ってきたので、月刊誌で一冊丸々担当するっていうのは、憧れというか夢の一つなんです。だから5月くらいに話をいただいた時は本当に嬉しかったです。
安納 ADのクレジット(雑誌制作に携わった方の名前の表記)は、この雑誌始まって初めてだと思います。
荒川 ですよね。356続いて初めてADがつくっていう…。デザイナーさんはいっぱいいらっしゃるんですけど。
安納 実際(荒川さんに)入ってもらって紙面がものすごく変わりましたよね。
荒川 ありがとうございます。なおちゃんとかはツインを見てどう思いますか?
川口 キレイですよ、見た感じが。写真とか言葉とかも。リニューアル前を読んでいないので比較が出来ないんですが…いいと思います!(笑)
安納 (ツインの)巻末にはがきがついていて、そこに感想を書くスペースがあるので、あとで書いて送って下さい。(笑)モニターも募集してるんで、県外の人でも全然OKです。
荒川 モニターはどうですか?
川口 いいですね。(笑)でも情報誌として色々特集記事も、焦点当ててる所も素敵ですね。
安納 この雑誌は70数ページで、ボリューム的には、雑誌としては決して多いほうではないので、どのへんに凝縮させるかっていうのが実は難しくて…。後は広告も当然入ってくるんですけど、特集が終わったら後は何だか分からない広告ばっかりっていう感じも残念な感じになるので、そのへんの緩急のつけ方というか、広告自体のクオリティーの上げ方、そのへんも。
荒川 そううですね、もう少し広告の種類というか、増えてきたりするといいかなって思います。紙面が変わって、載せてもらえる広告が変わってくるといいなーと思って中身も作ってます。
MC 7月号の巻頭に益子の藍染工房の写真があって、自分が行った時の感覚が蘇りますし、光と影のリアリティーを感じますし、何ともいいですね。
安納 この写真を撮ってくださったのは、この番組にも出演していただいてるカメラマンの小野さんです。
荒川 僕の師匠です。
MC あ!そうなんですか!素敵な写真だなーって思って。
安納 湿度というか潤いのある写真だと思いますね。
荒川 カメラマンさんによって全然写真って違うんですけど、栃木だとそういう所が鈍いというか、もう少しカメラマンさんを大切にするクリエイティブな世界になるといいなって思います。
安納 プロの仕事の価値っていうのをもっと正しく認識していただくっていうか…。素人でも今はそこそこキレイな写真とか、フェイスブックやSNSで写真投稿しますからそれなりの写真が撮れちゃいますが、(プロは)違うんです。明らかに違うんです。
荒川 今回写真1枚を扉(雑誌の表紙(見返し)の次のページ)で扱うっていうレイアウトに変えたんですけど、感想で、「場所に一気にワープした、タイムスリップした」っていうような感想をもらった時、まさにそういう感覚になってもらいたかったので、よかったなーと思いました。
安納 映画とかでいうと、アバンタイトル(映画などでオープニングに入る前に流れるプロローグシーン)みたいなものですごく重要なんです。
MC 表紙も素敵ですねーって、ラジオで話してても(リスナーさんには見えないので)仕方ないのかもしれないけど…。(苦笑)ツイン7月号、コンビニ、書店でまだ売っていますのでぜひ。こういう素敵な雑誌が地元で作られてるっていうのはすごい誇りですよね。文化性というか精神性を高める1つのいい道具になると思うんです。
荒川 あ!嬉しい。じゃあぜひ次は買っていただいて…立ち読みじゃなく。(笑)
一同 (笑)
荒川 この辺で一曲いきましょうか。
川口 一曲目はMORELENBAUM2/坂本龍一でSABIAです。
MC 時刻は午後7時31分です。毎月第1・第3土曜日の7時台は荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。今週はゲストトーク回です。MORELENBAUM2/坂本龍一でSABIAをお聴きいただきました。この番組は、新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきますロジスティクスカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りいたします。
荒川 ありがとうございます!月刊ツインがリニューアルしてインスタグラムを始めたんですが、今その投稿を尚ちゃんにやってもらっているんですが、1ヶ月近くやってみて反応はどうですか?
川口 着実にフォロワーさんや「いいね」は増えてます。インスタグラムって、「インスタ映え」じゃないですけど、ちょっとキレイな写真とか映える写真に対しての反響って大きいじゃないですか。ツインに載せている写真の一部をインスタにもあげさせていただいてるんですが、写真がいいので、時々コメントもいただいたりもありますし、反響はいいと思います。
安納 ありがとうございます。
荒川 さっき見たら、今、333フォロワーくらいでした。1ヶ月くらいで。
安納 今までSNSを、全然…(やっていなかった)。あったんですけど開店休業な状態で…。
荒川 フェイスブックの方で、(ツインの紙面の)お詫びと訂正を載せるくらいの場でしかなかった…。(苦笑)
安納 そうですね。だから発信を上手にやってきていないPR不足なので、(雑誌を)作るとそこでバーンアウトしちゃう感じ…。商品なので売らなきゃいけない訳で、売るためには色んなPR活動があるんですが、中々そこが現実になっていなくて、すぐに次の号を作らなくきゃいけない。インターバルがないっていうのもあって、じっくりPRして丁寧に売っていくっていうことが中々出来なかった。それもやっていかないといけなくて、それを誰がやるんだっていう話なんですが…。(苦笑)我々は制作なので、本来はその仕事ではないんですが、SNSだったら手元でできるし協力していただけると思うので、そのへんからやっていこうかなと思っています。次の目標は、ホームページのテコ入れなんです。
荒川 (ホームページが)あるんですよ!
安納 あるんです!
荒川 「ツイント」っていう。あれを何とかしなきゃいけないんですよ。ちゃんと、ツインとツインクルがあるっていうのを、ホームページに載せていかないといけないですよ。
安納 見てすぐに閉じちゃいそうなページになるのはよくないので…。
荒川 web、ホームページとかデジタルコンテンツで言うと、見た人の時間をムダにしないようなものを作らないといけない。紙で言うと、ゴミにならないようなものを作らないといけない。
安納 そういうもの(デジタルコンテンツ)を見る方って若年の方が多くて、そういうコンテンツっていっぱいあって、そういう方たちは色んなものをご存知な訳なんです。だから良くないものは見てもらえない。
川口 確かに…。(良くないものは)見ないし、インスタとかの「いいね」の数とかにシビアに反響として現れますよね。
安納 若い人はそのへんクールなので。(ホームページが)存在していればいいという訳じゃなく、そこにリアクションがないといけない。だから、そろそろ(ホームページも)テコ入れしていかないといけない。
MC 時刻は午後7時44分をまわりました。今週の荒川デザインクリエイティブ・ジャム。ゲストに原型師の山口範友樹さんをお招きしております。ただいまの曲は、BLUE ENCOUNTで「DAY×DAY」でした。この番組は、新たに、人とモノと文化のポータルポイント事業を展開するロジスティクスカンパニー、株式会社アンノウと、株式会社ツインズの提供でお送りしております。
荒川 ありがとうございます。いつも曲を選ぶ時、ゲストさんを想って曲選んでるんです。で、この曲は、(山口さんの)インタビュー記事で、「あと一週間あったら、まだまだクオリティアップに励む」みたいなインタビューを読んだので、「DAY×DAY」って曲も、一日一日っていう意味で、サビのところに「全身全霊懸けて あなたを守りぬくと決めた」っていうのがあって、これは人を想って言っているところなんですが、山口君だったら、造形とかキャラクターの表現を全身全霊懸けて日々やってるんだろうなー、姿勢はこうなんだろうなー、と思いを馳せてこの曲を選びました。
山口 ありがとうございます。まさにその通りです。(笑)
荒川 雑誌もそうなんですが、安納さん自身が、編集長としての仕事以外で、今、カルチャーバンクスタジオの松本さんと、色々プランを練ってらっしゃることもあると思うんですが、その辺りをお聞かせください。
安納 松本さんとは色々ご縁をいただきまして。この春に大谷に「THE STANDARD BAKERS」という今や大人気スポットなんですが、そこをベースに何かもっと色んな方に来ていただいて、あそこに来ればレストランで美味しく食べれるんですが、それ以外にも「あそこに来ればいつも何かやっているね」っていうようなアクティビティみたいなものがあればっていうことで…。ただ、今ツインが忙しいので、定期的ではなくスポットでしかやれていない状態ではあるんですが、8月に1つイベントを行います。ちっちゃなマルシェなんですが、地元の生産者の方をお呼びして、お野菜や果物、お花などを、パリのマルシェのような感じで、週末の朝の時間帯だけやろうと思っています。
荒川 朝市…。「地元の」っていうのもいいですよね。
安納 これは、松本さんたっての希望でもあるんですが、地域に根ざしたものをということで…。
荒川 有名店が集まるマルシェもありますけど、そうじゃなく、地元の方の生産物とかが集まるっていうのがいいですね。
安納 そうですね、マルシェと言ってもいわゆるイベントとしてのマルシェというよりは、軒先を借りてちょっと縁日のような感じのイメージです。それを、定期的にやろうという話があります。8月からスタートです。それで、レストランに来られる方に新たな楽しみを提供できたらな、と思っています。例えばお野菜を使ったシェフのスペシャルランチみたいなものの提案とか…そういったお話もあります。
荒川 中村さんは大谷の「THE STANDARD BAKERS」は?
中村 ベイカーズのパン好きです。
荒川 買ってますか?
中村 また買いに行きたいと思ってます。他の店に置いてないようないいパンがあるんです。今、(パンの)名前は言えないけど…。
一同 (笑)
川口 結構行かれたんですか?
荒川 一回しか行ってない感じでしょ?(笑)
中村 だけどね、話が変わっちゃうんですけど、駐車場からお店に渡るところの交通がちょっと危ないので、松本さんのお店が流行れば流行るほど、危険が増える気がするので…そこはちょっと気をつけてもらいたいですね。
安納 週末とかは警備の方いらっしゃるみたいですけどね。
中村 でも、ホントに素敵なお店ですよ。ホントに!(笑)
荒川 パン好きですか?
中村 パン好きですよ。
荒川 朝、パン派ですか?
安納 パンは面倒臭くないですからね。じゃあ、8月、週末に朝市にぜひお越しください。
中村 はい。またミヤラジでもお伝えしますので、ぜひ情報お寄せください。
安納 お願いします。
荒川 もう一曲いきましょうか。
川口 はい。2曲目は、Mr.Childrenで「GIFT」です。
MC 時刻は午後7時47分をまわりました。荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。只今の曲は、Mr.Childrenで「GIFT」でした。この番組は、新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきますロジスティクスカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りしています。
荒川 ありがとうございます。メッセージが久しぶりにきました!やったー!
一同 (拍手)
中村 嬉しいですね。
川口 アプリからいただきました。ラジオネーム「安納さんのファン」さんからです。メッセージが「ベイカーズいきたいです。パン大好き!」とのことです。
一同 ありがとうございます。(拍手)
安納 ありがとうございます。誰だろう?ぜひ本名を私に直接お知らせください。(笑)
荒川 嬉しいですねー。やっぱりこういう生の声が聴けると。ありがとうございました。
荒川 僕は、曲を選ぶ時、ゲストの方を想って曲を選んでる訳なんですが、この曲は元々オリンピックのテーマソングにはなってるんですけど、歌詞の中で、「降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって その全てが意味を持って 互いを讃えているのなら もうどんな場所にいても 光を感じれるよ」っていう歌詞があって、色々モノづくりをしてるんですが、環境は捉え方でガラッと変わる。それを丁寧に、日陰だから日向に行く、とか、日向から日陰へ…という環境を変える話ではなく、日陰ならではの良さをちゃんと丁寧に伝えていくのが、その場を受け入れて認めて、その上で、その場所で見えなかったものを見出すという事が、クリエイティブで自然で素敵だな、という思いを重ね合わせて選びました。
安納 素晴らしい。ありがとうございます。影があるから光が美しいんですよね。
荒川 そう、どちらかを潰すのではなく、そういう因果関係が必要だ、ってことです。
安納 ありがとうございます。深い!
荒川 あっという間でしたが、1年ぶりのご出演でしたがいかがでしたか?
安納 何か早すぎてあっという間で、もうちょっと(話したい)。ささやきたい感じです。(笑)
一同 (笑)
安納 またお呼びください。
荒川 そうですね、月2回やっているので、また涼しくなったら。松本さんとのタイアップなども、楽しみにしています。
安納 そうですね、また徐々に色々なことをやっていきますので、荒川さん共々よろしくお願いします。
荒川 次回の放送が、8月5日。第1土曜日なんですが、ちょっと変則的に番組構成が変わり、映画の回ではなく、ゲストをお呼びします。多摩美の同期なんですが、「八百屋・種まく人・グラフィックデザイナー」っていう肩書の藤木宏美さんです。デザイナーさんなんですが、野菜も作られてるんです。SNSなどで素敵な写真をあげたりもされているので、ぜひ食べ物とクリエイティブな話をしたいなと思っています。
中村 じゃあ、私もぜひ家庭菜園の悩みも聞いていただきたいな、と思います。
荒川 ぜひ!つくば市で今畑を持って色々育てられてると思うので、聞けると思います。今夜も荒川デザイン・クリエイティブジャム第18回をお聴きいただいてありがとうございます。中村さん、尚ちゃん、ゲストの安納さんありがとうございました。荒川デザインの荒川サトシでした。
一同 ありがとうございましたー!