2019.1.5

ARAKAWA DESIGN CREATIVE JAM

ARCHIVE #29

2019年1月5日のADCJ第29回は、ゲストにイラストレーター・デザイナーのGonnちゃんをお呼びして、イラストレーターを志したお話や、今後の活動など盛り上がりました!

MC  時刻は午後7時をまわりました。毎月第1・第3土曜日の午後7時台は荒川デザイン・クリエイティブジャムをお送りしております。ということで、1/5、あけましておめでとうございます!
荒川  あけましておめでとうございまーす!(拍手)荒川デザインの荒川サトシです。中村さんよろしくお願いしまーす!マイちゃん今年もよろしくお願いします。
マイ  よろしくお願いします!
荒川  新年はじまりましたね!仕事始めの最初の土曜って感じですね。番組の紹介をまずしますね。荒川デザイン・クリエイティブジャムでは「クリエイティブを声で届ける」をテーマに、日々様々な表現をされているゲストをお呼びして、デザイナー視点でトークをするゲストトーク回と、「観た人もまた観たくなる」をテーマに、映画作品を独自の視点で語る「傍らに映画を」の2本柱で毎月2回(第1・第3土曜日7時から)お届けしています。今夜はゲストトーク回です。番組中に質問、メッセージをお待ちしています。ミヤラジアプリからも直接送れますし、Eメール「773@miyaradi.com」。ツイッターのハッシュタグをつけて、#ADCJをつけてつぶやいていただいてもいいです。Facebookで昨年から生配信もやっているので、そちらに感想や質問を送っていただいても大丈夫です。今夜のゲストをご紹介します。イラストレーター・デザイナーのGonnちゃんです。
Gonn  こんばんはー!Gonnです。
荒川  中村さんは初めてですよね?
MC  そうですね。これはニックネームですか?
Gonn  小学校4年生の時からゴンちゃんって呼ばれています。
荒川  何でGonnちゃんなの?っていうくだりを後で聞こうと思ってたんですけど早速聞かれちゃいました。(笑)ところでオープニングの曲が変わったと思うんですけど、Gonnちゃんわかりますか?
Gonn  わかります。
荒川  原曲は小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」ですけど、リリースした年が1991年なんですよ。
Gonn  そうなんですか?!私が生まれた年。(笑)
荒川  すごくないですか?平成が今年終わりますけど、平成を代表するようなトレンディードラマだと思うんで、ずっと考えてたんです。昨日たまたまラジオ聴いてたら、平成生まれのアーティストの人がラジオ番組をやってて、元号変わる日まで毎週やるっていう時に曲をかけてたのが「ラブ・ストーリーは突然に」だったんですよ。だから、やっぱりそういうのってあるのかなーって思って。平成を振り返った曲として。いい曲ですよね。
MC  荒川さんはこの曲に思い入れとかあるんですか?
荒川  オンタイムで(ドラマ)観ていたわけじゃないんですけど、「あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら」ってところがあるじゃないですか。今はネットが発達してLINEとかメッセンジャーとかメールとか、会わなくても事が済んじゃう時代になってきてますけど、やっぱりそういう平成生まれのアーティストの人が(この曲を)ピックアップするっていうのは何かそういう直接のコンタクトを求めてるんじゃないかと…。その当時はそういう時代じゃなかったと思うんですけどね。直接会わないとコミュニケーション取れない時代だったんでね。今もこの曲が響くっていうのはそこがあるからじゃないかなーって思いますね。前フリが長くなったので、Gonnちゃんの紹介をお願いします。

マイ  はい。では本日のゲストGonnちゃんを紹介いたします。宇都宮市を拠点に活動するフリーランスのデザイナー兼イラストレーターさんです。約3年間広告代理店にてイラスト、デザイン関連の仕事に就き、雑貨商品のパッケージデザインやショップ・イベントのロゴデザイン、印刷物やwebへのイラストデザイン制作を行い、2018年9月にイラストレーターとして独立されました。主にボールペンで手書きの雰囲気を生かしたイラストの制作が得意で、人や植物など様々なものを描いています。自分自身もハッピーであり、届ける方へもハッピーなものを。手に取った時気持ちの良いものであるように。ということをモットーに日々作っています。ということでよろしくお願いします。
Gonn  ありがとうございます。
荒川  Gonnちゃんはデザイナーさんでマイちゃんもデザイナーですけど、元々イラストから入ったんですか?デザインがやりたかったんですか?
Gonn  元々イラストからですね。
荒川  マイちゃんは?
マイ  私は元々お絵かきですね。
荒川  じゃあそのへんは共感する感じですか?
マイ  そうですね。
荒川  いつもは僕が色々ゲストさんに聞いたりするんですけど、デザイナーさんってことなんでマイちゃんにも仕切ってもらおうかなーって思ってます。
マイ  やだやだー。(笑)
荒川  前半戦はお願いしようかなーって。興味があることを聞いてもらおうかなーって。
MC  女性同士ですもんね。
荒川  僕と中村さんだけが喋ってると(番組の)幅が狭まっちゃうかもしれないので…お願いします!(笑)
マイ  私は、何でボールペンの絵になったのか?テイストの経緯が知りたいです。
Gonn  ボールペンでいこうって思ったのが、大学に入ってからですね。結構先輩でボールペンで描いてる方が多くて、ボールペンでちょっと描いてみたっていうのがきっかけですね。(笑)
荒川  (笑)いろんな画材を試したんですか?筆とか水彩とかマッキーとか鉛筆とかシャーペンとか色々ありますけど。
Gonn  元々は水彩画を結構描いてました。
マイ  そこからボールペンに?どうしてボールペンに?モノクロじゃないですか?大体ボールペンの世界って。すごいカラフルな世界から白黒の世界で、しかも線の太さも筆のタッチから細い線にいくって、そういう心理というか状況というのを聞きたいです!
Gonn  そうですね、さっきも言ったんですけど、大学のときの先輩の白と黒の美しさにすごい惹かれて、すごい細密な絵を描く先輩だったんですけど、それで私もそこの世界にちょっと行ってみようって。
荒川  繊細さ。一番白と黒はコントラストがはっきりしてて、日本の墨絵とかもそうですけどはっきりしてる世界ですもんね。今は水彩とかは描かれてないんですか?
Gonn  お客様のご依頼とかがあったら水彩も描いてます。
荒川  じゃあ今度発注すればいいんだね。まだ水彩の発注はしたことなくて、今ボールペンでの依頼しかしてないから。
Gonn  お願いします。
荒川  中村さんどうですか?イラストは色々見たりする機会は多いと思うんですけど、イラストレーターさんっていう存在…。
MC  Gonnさんの作品を宇都宮とか街中ではどこに行けば見れますか?
Gonn  今はまだ出会えないですけど、マルシェイベントとかそういったところには出展したいなって思っています。やっぱり人とふれあいたいっていう思いがあるので。
MC  マルシェですか?
荒川  自分の作品を展示して売るっていう感じですよね。トートバックとかいろんなプロダクトにしてみたり、ポストカードにしたりして買ってもらって知ってもらう。
MC  そこで作品を作ったりはしないんですか?
Gonn  それもこれから…。似顔絵を来た方に描いてあげるっていうのをやっていきたいっていうのが今年の目標です。
荒川  似顔絵をプラバンにしちゃうってのはどう?
マイ  コラボレーションしますか?(笑)
Gonn  お願いします。(笑)
荒川  個人的には色々コラボしたほうがいいと思ってて、個人でガーって走るのもいいんですけど、せっかくなんで色々化学反応を起こすのもいいと思うんで。イベントとかに出る予定とかあるんですか?
Gonn  今はないです。去年初めて一人でしもつけマルシェっていう下野のイベントに出ました。
荒川  色々話したいことはあるんですけど、独立した話をもうちょっと後半にしようかと。それと、色の話が出たので…。中村さんPANTONカラーってご存知ですか?色見本帳を作ってる会社があるんですけど、毎年その年の色を発表してるんですよ。「カラー・オブ・ザ・イヤー」って言って。毎年発表されてて、2019年の色は2018年の暮れくらいに発表されるんですけど。今年の色はこの「リビング・コーラル」っていう珊瑚色みたいな感じです。どっかで見たことある色じゃないですか?
マイ  見たことありますねー。
MC  あ!なるほど!
荒川  荒川デザイン・クリエイティブジャムで使ってるキーカラーなんですよ!
MC  何かピンクがこう…濁った感じのね。
荒川  そうですそうです!血色のいい感じですね。毎年思いがあって色んな色が入ってるんですけど、特に印象的なのが、2016年。2色。ローズクオーツとセレニティっていう2色が選ばれたんです。この年はちょうどジェンダーレスの話題が盛り上がった年だったので、ぱっと見た時にピンクが女性、青が男性だと思うじゃないですか。でも実は逆で、青が女性でピンクが男性なんです。元をたどると、狩猟時代に女性は家を守り、男性は狩りに行く。そうすると男性は血まみれになって帰ってくる。そうなると男の色っていうのは血の色なんです。赤とか。赤って今はどちらかというと女性の色、青は男性っていうイメージの固定観念があるじゃないですか。でも元々は逆なんです。毎回、カラー・オブ・ザ・イヤー」にはイメージビジュアルがくっついてくるんですけど、この2016年はグラデーションになって表現されたんですよ。要するに「ジェンダーの境界はないよ」って。男も女も線引きできないよっていう表現を色で表してるんです。毎年これを楽しみにしてるんですけど、Gonnちゃんも見たことあるよね?
Gonn  はい、あります。
MC  これはどこが主催してるんですか?
荒川  海外の色見本を作ってるPANTONE社っていう会社が出してるんです。色見本っていうのは例えば、このオレンジはPANTONEカラーの何番っていうのがあって、どこの国に行ってどこでも間違いのない色基準なんです。だから、服の色やプロダクトの設計に、色見本をセットにして絶対的な指標をPANTONE社が作ってるんです。で、今年がこの「リビング・コーラル」なんです。さっき言ってた小田和正の「あの日 あの時…」じゃないんですけど、やっぱりPANTONE社が言っているのは、デジタル技術やSNSが広がってる中で、ふれあいを探し求めるっていう時代になるんじゃないかっていう活気のある色っていうことで、コーラルピンクで表現しましたって言ってるんです。ラジオもまさにゲストさんをお呼びして、直接会って話してっていうものなので、「(この番組のキーカラーと)ぴったりでよかったー!」って思って。なんとなく選んだ色だったんですけど。(笑)よかったなーって思ってる新年です。
一同  (笑)
Gonn  きれいな色ですね。
MC  何か時代の先を行ってたんだねー。
荒川  そこまでは言ってないです。そこはちょっとおこがましいので。(笑)でもデザイナーさんだったらわかると思うんですけど、色を選ぶ時って何かイメージとかがあって選ぶと思うんですけど、Gonnちゃんは色を選ぶ時どのへんを大切にして選んでますか?
Gonn  例えば伝えたいことのキャッチがあれば、それに添わせたもの。例えばあったかい言葉だったらあったかい色だとか…。(笑)
荒川  久しぶりにメッセージが来てますね。
マイ  ラジオネームやっちんさん(ローマ字かな?)からメッセージいただきました。「Gonnさん、マイさん、緊張してるんですかね?たどたどしい感じがよいですね。」
荒川  誰ですか?(笑)お知り合いですか?お知り合いかリスナーさん?ありがとうございます。今日は緊張してますか?じゃあそろそろ一曲目いきましょうか?
マイ  ちょっと緊張してます。(笑)では一曲目はSUPER BEAVERで「ラヴソング」です。

MC  時刻は午後7時24分をまわりました。今週の荒川デザイン・クリエイティブジャム。記念すべき今年第1回目はイラストレーターのGonnちゃんを迎えてお送りしております。この番組は新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきますロジスティックカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りしております。只今の曲はSUPER BEAVERで「ラヴソング」でした。
荒川  ありがとうございます!いつもゲストさんのことを思って曲選びをしてるんですが、1曲目はGonnちゃんじゃなくてマイちゃんの事を考えて選んだんですよ。
マイ  きゃー(笑)初めて!
荒川  タイトルは「ラヴソング」なんでいわゆる「大好きです」っていう曲だと思われるんですけど、それだけじゃなくて、愛情の歌みたいな意味のラヴソングなんです。サビの部分に「僕が出会ったあなたには幸せになって欲しいんだ」っていう歌詞があるんです。「好きです、愛してます」とかじゃなくて幸せになってほしいなっていう愛情がこもった歌なんです。明るい曲で色々聞いててこれがいいなと思って選びました。
マイ  今年のテーマは「ラブ」で突っ走ります。
荒川  僕もラブがテーマなんで。ぜひ色んな人にラブソング届けてください。
MC  いいねー。(笑)
一同  (笑)
荒川  ほんとにいろんなラブがあると思ってるんで、それを言葉にしたりカタチにしたり、デザインしたり、行動に起こしたりしていきたいなと思います。

荒川  今日はデザイナーさんがいるので、2019年のデザインのトレンドとかの話をしたいと思います。マイちゃんは今年は何が流行ると思いますか?
マイ  何ですか?あ!アール・デコですね。
MC  アール・デコが今年くるんですか?
荒川  そう、今年のデザイントレンドの一つになってて。Gonnちゃんはどうですか?アール・デコはきてますか?ありますか?
Gonn  あります!
マイ  さすが!(笑)
荒川  どういうやつでしたっけ?アール・デコって?
マイ  真っ直ぐなやつです。(笑)
荒川  雑!(笑)もっと色々言葉あるじゃないですか。
マイ  力強い直線。
荒川  そう、幾何学模様。直線とかカクカクした四角とか三角とか線対称とか。ロゴとかでもアール・デコ調のデザインとかが流行るって言われてるんです。それで、アール・デコの1個前はアール・ヌーボー。ミュシャって分かりますか?
MC  絵で草とか葉っぱとかを曲線美みたいな形で描いた画家さんです。そういうのがアール・ヌーボー。今年はアール・デコみたいなパッキリパキパキした感じの表現が流行るんじゃないかって言われています。その辺どう思いますか?流行りそうですか?
Gonn  最近インスタグラムとかでも、こういうロゴとかタイポグラフィーとかで結構上がってきているっていうのはありますね。
荒川  あ!メッセージが来ました!?
マイ  ラジオネームシャクトリさん。「Gonnちゃんがんばって!アプリ入れて東京から応援してます!」
Gonn  (拍手)うれしい!シャクトリさんありがとうございます。
マイ  お友達ですか?
Gonn  デザインフェスタで知り合った方です。
荒川  (メッセージが)2通きたぜ!?幸先いいねー!ありがとうございます!Gonnちゃんパワーだね。うれしい!(笑)

荒川  アール・デコともう1個、ミッドセンチュリー。パントンチェアとかわかります?
MC  わからないです。
荒川  時代的には世界大戦後、戦争が終わって戦地にいた兵士たちが帰ってきて、そうすると、住むための家具、椅子とかベッドとかが必要になる。で、戦地から一気に帰ってきたから急に大量に必要になる。1個ずつ家具職人が作ってたら間に合わない。だから素材もプラスチック使ったり合板を使ったりして、色んなものをミックスさせてなるべく合理的に作ろうって。で、デザインも座り心地も合理的なものを作ろうっていうので流行ったのがミッドセンチュリー。パントンチェアっていうのは、パントンっていうデザイナーがプラスチックの板一枚を変形させて椅子にしてるんです。ネジとかのりを使うんじゃなくて成形するだけで椅子ができちゃう。グラフィックのところでも、ミッドセンチュリーが流行るんじゃないかって言われてます。ちょっと近未来みたいなエッセンスがミッドセンチュリーには入ってるんですよね。何ていうか宇宙とか…、ちょっとポップな感じですかね。はっきりしてる。グラデーションみたいなふわっとした感じじゃなくて、さっきのアール・デコの白黒のパキッとした感じと、蛍光色ではないけれども落ち着いたカラフルな色っていうのが今年来るんじゃないかって言われてます。どうですか?普段デザインワークをしているマイちゃん的には…。金赤の世界とはちょっと違いますけど。(笑)
マイ  そうですね。職業柄、金赤を使うことが多くて。(笑)
荒川  金赤ってなんですか?(笑)
マイ  金赤はですね…、CMYKのMとYが100%っていうものすごく目立つ赤色のことなんですけど…(笑)。
荒川  あのマイクのカバーみたいな色?もうちょっと派手かな?(笑)
マイ  ミッドセンチュリーのカラーってちょっと落ち着いた感じの色だけど目に留まるカラーですよね。
荒川  そうだね、たぶん色が混じってるよねー。黄色でもちょっとシアンが入ってたり。印刷の色ってシアン(水色)、マゼンタ(ピンク)、イエロー、黒で色が表現できるので、同じ黄色でもいろんな黄色ができますよね。Gonnちゃんはイラスト描く時は色付けってどうされてるんですか?
Gonn  色付けはデジタルですね。一度ボールペンで線画を描いて写真でパソコンに取り込んで、その後にイラレ(イラストレーター)で色をつけてます。
荒川  色で迷うことってありますか?それとも迷わないタイプ?
Gonn  結構2パターンで用意しちゃうタイプですね。
荒川  なるほど、選んでもらうパターンだね。マイちゃんはどう?自由に提案できる場合、迷う?
マイ  私は迷わないほうですね。私は「これがいい」っていうのは1個、「これはこうですよ」っていうのをちゃんとコンセプトとかもお話して、「でもこっちもあります」こっちもこういう意味ではいいと思いますけど、でもこっちのほうがいいと思いますけどどうですか?っていう形で提案します。
荒川  なるほど。戦略的なカラーリングというかカラー設計だね。
マイ  やっぱり色には意味があると思っているので、自分がその色を選んだ、直感で感じた意味とかを伝えてます。
荒川  かっこいいねー。直感型なんだね。(笑)後から(色の意味を)つけるときもある?
マイ  まぁそういう時もありますけど。毎回神様は降りてこないですからねー。
荒川  選んじゃってから、後から「こういう意味にしよう」って言うときもたまにはありますよね。ここで1曲いって、後半にGonnちゃんの独立ストーリーを語ってもらいますかね?
マイ  2曲目はAimer(エメ)で「蝶々結び」。

MC  時刻は午後7時41分をまわりました。新年第1回目の荒川デザイン・クリエイティブジャム。ゲストにイラストレーターのGonnちゃんを迎えてお送りしています。只今の曲は、Aimer(エメ)で「蝶々結び」でした。この番組は、新たに人とモノと文化のポータルポイント事業を展開していきます、ロジスティックカンパニー、株式会社アンノウの提供でお送りしております。
荒川  ありがとうございます。1曲目はマイちゃんを思って選曲しましたが、2曲目はGonnちゃんを思って選曲しました。この後フリーで独立した話を聞くんですけど、フリーで活動するって一人だとなかなか難しいことがいっぱいあると思うんです。蝶々結びって2本の紐があって引張る2つの力が合わさって1つの蝶々結びができるじゃないですか。1本で片手でぎゅっとして作れる訳じゃない。何かに依存とかじゃなくて、ポジティブな意味で頼ることで一つ一つきれいな蝶々結びを刻んでいけるんじゃないかと思って、独立したGonnちゃんには個人的にも頼ってもらいたいなーと思って選びました。
MC  ですって!Gonnちゃん。でもGonnちゃんの顔みて話さないとだめですよー。
マイ  泣いちゃう〜(笑)。
荒川  いやいや恥ずかしいですよ。(苦笑)
一同  (笑)
荒川  でもほんとにそれは思っていて、気を遣ったりじゃなくて困ったら相談してもらってもいいし、そういうのができる関係でいきたいなと思います。
Gonn  すごい嬉しいです。ありがとうございます。
マイ  Gonnちゃんには頑張っていただきたいから、私も何かあれば応援したいです。
荒川  ラブがテーマだね。
マイ  ラブがテーマですね。
荒川  頼っていただきたいなーと思います。ということで、去年独立した経緯などを聞きたいなーと思うんですが…。どういう思いで独立したんですか?
Gonn  独立したのは去年の8月なんですけど、自分からもっと人にHappyを届けたいっていう思いが強くて、それで…。(笑)
荒川  緊張してる?(笑)Happyを届けるという距離感が組織に属してると届きにくいというのもあったのかな?囲われてるとか縛られてるとかじゃなくて、中村さんも組織に属してたと思うんでわかると思うんですけど、ある程度のルールに従って動かないといけない。勝手に自分の意思で右に行ったり左に行ったりとかすると組織自体が成り立たなくなるからある程度のルールにのっとって動いていかないといけない。その中には、幅で言うと動ける幅が少ないかもしれない。そういう意味ではGonnちゃんが思うHappyを届けたいっていうのには、幅のギャップがあったのかな?
Gonn  そうですね。ギャップはありました。それで、辞めた後から、色んな人と繋がることが多くなって、そういう出会った人たちに与えていきたいと思っています。
荒川  辞めてからきっかけが増えたっていうのは、気持ちの変化ですか?それとも何か…?
Gonn  そうですね。私からも人に会うことも多くなったんですけど…。
マイ  (笑)。(Gonnちゃん)すごく緊張してるね、伝わる…。(笑)
荒川  緊張してる?フリーランスの話もちょっとだけしようと思うんですけど、何となくFreeっていうのがつくので自由だけが取り上げられがちなんですけど、Freeではないんですよ。Freelanceなんです。lanceってマイちゃんどういう意味?
マイ  免許とか?
荒川  え?おいおい。(笑)槍。傭兵とかがいた時代に、傭兵なんでA国に雇われてB国やっつけてこいって言われたら行くし、次の日、B国に雇われてA国やっつけてって言われるかもしれない。国の兵士じゃなくてFreeの兵士だから。それがFreelanceの元々の語源で、矢の先が自由に動くっていう意味なんですよ。だから、あくまでもクライアントがいて、クライアントの思いに対して真っ直ぐな方向むいて突き進む。だから、自由の意味がちょっと違う。思われてる自由の意味がもしかしたらちょっと違うんじゃないかなって。フリーランスで独立しましたっていうと勝手に自由にやってるんでしょって思われがちなんですけど、意外に責任感が伴われる業態なんですよ。全部自分にかかってくるし、意外ときっちりしてないと成り立たないポジション。だからそこを選んだっていうのは、ずっとフリーでやってきている身としては応援しようって思ってるんですよ。やっぱり大変なことも経験してきてるし、色んな言われ方もされるし、今でもそういうふうに見られてる中で、なんとか企業、組織人と戦おうって(僕は思ってます)。(笑)中村さんはちょっと知らないかもしれないんですけど、TWCPっていう栃木のWeb屋さんが集まるイベントが毎年2回あるんですけど、そこでプレゼン大会みたいなのがあって、数年ずっと一人でやってるんですよ。みんな「○○会社の〇〇です」って言ってその年に出来たWebの話とかするんですけど、僕はピンでやってるんです。ピン芸人みたいに。
マイ  ピンでやって今年3冠目をとったんですよー。すごいんですよー!
一同  (拍手)おめでとうございますー!
Gonn  おめでとうございますー!
マイ  すごいんですよねー。
荒川  ありがとうございます。だからそういう意味では戦ってるんですよ。だからGonnちゃんも一人ですけど一人じゃないよってところで、これからもぜひ、フリーランスでも色んな形があるので継続していってほしいなと思って、蝶々結びを選びました。(笑)
マイ  大事ですよ、人との繋がりって一番。
荒川  蝶々結びの歌詞でも、最初はいびつでもだんだん上手になるよ、みたいな歌詞なので、まだそういうところがあるかもしれないけど気にせずやっていただきたいな、って思います。
Gonn  一人ではやっていけないな、でも、みんなで作り上げていくと楽しいなっていうのが去年の後半、すごくありました。

荒川  エンディングですね。
MC  最後、すごく自分の気持ちを出していただいて。
荒川  どういう音声で流れているか分かりませんが、Gonnちゃんの表情を見ている限り、とてもいい時間帯だなと思います。
マイ  思いが溢れてますね。
荒川  あっという間ですね。どうでしたか?感想は?まだまだしゃべれる感じはしますけど。
Gonn  あっという間でしたね。でも自分の気持ちを伝えることができてすごく楽しかったです。
荒川  じゃあまた3月(ゲストで)来ますか?
Gonn  はい。(笑)
マイ  ヤッター!(笑)
荒川  じゃあそこにゲストさん呼んで…。
マイ・Gonn  お願いします!
荒川  次回の予告をしますね。次回は1/19 第3土曜日7時〜。「傍らに映画を」の映画回をお届けします。冬なので、冬に観たい雪山の映画「バーティカル・リミット」をテーマにしずちゃんも語り合いますので。あと、前回できなかった、しずちゃんの今年観たいおすすめの映画コーナーも次回はしっかりやりたいと思います。今夜も荒川デザイン・クリエイティブジャム第29回をお聴きいただきありがとうございました。ゲストのGonnちゃん、マイちゃん、中村さん今夜もありがとうございました。荒川デザインの荒川サトシでした。